「火星年代記」の1章「ロケットの夏」(レイ・ブラッドベリ)を読むとSF魂がキュンとする 2017/10/08 17:00 ひとときはアハイオ州の冬だった。(引用:「火星年代記」翻訳、小笠原豊樹)レイ・ブラッドベリの傑作「火星年代記」は、こんな一節で始まる。絶品だよね。名作と呼ばれる小説は最初の1行で読者を引き込んでいくものだけど、これもたまらなく上手い日本語訳だ。何度も繰り返し、読みたくなる。 ...