こんにちは、グラフィックデザイナーのossoです。

私がIllustratorで仕事し始めた2007年頃。社内でクリエイティブ初心者のために12色相環を作って掲示しろとの指示がありました。私が当時勤めていたのはデザイン会社ではなく、バリバリ普通の会社。クリエイティブに詳しくない人も業務上コンテンツを作る必要があったのです。目につくところに12色相環があれば、きっと、誰もが色に悩まされることも減るだろうということでした。

指示をもらった私。12色相環って。なつかし~。中学で習ったよね。
色が12個並んでる輪っかだよね?
円が描けたら楽勝じゃね?
などど余裕ぶっこいてました。

でもね、よくよく見ると、円形ではありますが・・・
12に分割されてる。
パーツに隙間があるよね。
台形でも扇形でもない、なんていう形かわからないチップが12個並んでるし。
そもそも、形の名前がわからないから検索できないわよ!!

それで、悩みに悩んで「12色相環 作り方」とか「扇形 台形 Illustrator」とかいうワードで検索した覚えがあります。 当然ヒットしない。もう10年近く前の話なので、チュートリアルもホントに少なくて、検討外れのワードで出て来るハズもなく。途方にくれました。

いろんなワードを組み合わせ、作業ルートの仮説と検証を繰り返し、なんとか完成させることができた12色相環。めちゃ難しいわ!と思ったのも一瞬で、Illustratorに慣れれば作り方はいくつかバババっと思いつけるようになりました。 その中でも超簡単なチュートリアルの1つをご披露。といっても、バージョンはちょっと古いCS6なので、CCユーザの方には物足りないかもしれません。(そして、もっと簡単な方法もきっとあると思います)
それにしても10年前、だれかこんな記事書いてくれてたらなあ。あんなに苦労しなかったのに!

では、さっそくチュートリアルです;
バージョンは Adobe Illustrator CS6 です。

なんと3ステップで出来てしまいます。
画像付きで細かく説明すると長文になってしまいましたが、慣れれば数秒でできる操作です。

1.ドーナツをつくる

なにはともあれ、大きな丸が必要です。
正円にしたいので、シフトを押しながらかいてくださいね。
大小2つ作ってください。
一つ目に作った円をコピーし、<Ctrl+F>で前面ペーストしてそのまま縮小すると作業がスムーズです。

2.12分割用の線をつくる

分割するための線を、まずは1本ひきます。
先ほど作った円の直径よりも長い線をシフトを押しながらまっすぐひいてください。

ただ12分割するだけでは隙間があかないので、線の太さを調整します。(ここがコツです)
開けたい隙間の幅だけ線を太くしましょう。

12-1

この線と、1で作った大小二つの円を全部選択し、整列パネルで中心を揃えます。

12-3

そしてパスのアウトラインをかけておきます。

12-2

一度選択を解除し、線だけを選択しなおします。
そして、右クリック>変形>回転ツールを開き、角度を30と入力し<コピー>をクリックします。
12-5
さらに<Ctrl+D>を4回繰り返してクリックします。
これで6本の線ができました。

12-6

3.パスファインダーで分割

これまで作った全てのパーツを選択し、パスファインダーをクリック。
一度グループを解除し、必要な12個のパーツだけ選択を解除し、残りの要らないパーツをデリートします。

12-7

後は好きな色をぬれば完成です。
12-8
とっても楽に作れますが、以下のショートカットキーを最低限使えるとホントに数秒で出来てしまいます。

覚えておくと便利なIllustratorのショートカットキー

選択:V 前面ペースト:Ctrl+F
グループ解除:Shift+Ctrl+G
直前の作業を繰り返し:Ctrl+D

なお、24色にしたいとか36色にしたいという場合は、線の回転角度とコピー数で調整してください。
以上、超簡単に作れる12色相環のチュートリアルでした。

この記事を書いた人

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osso

グラフィックデザイナー。2人の育児しながら何かを作っています。


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