ぷらすです。

いよいよ今週末の3月8日、アカデミー長編アニメーション賞を受賞したスパイダーマン:スパイダーバースが公開されます。
なんと、今度のスパイダーマンは中学生の黒人少年マイルス・モラレス
もっと言うと、今度のスパイダーマンはチームで戦うんですねー。
というわけで、今回は『スパイダーマン:スパイダーバース』について、ざっくりとご紹介していきますよー!




スパイダーマンとは


スーパーマン、バットマンと並ぶほど有名な、アメコミスーパーヒーローのスパイダーマン。
一応、彼の基本設定を説明すると、両親を早くに亡くし、おじさん夫婦に育てられたいじめられっ子の高校生ピーター・パーカーは、研究所の見学中に実験中の特殊なクモに噛まれてスパイダー能力を得ます。
科学オタクだった彼は、蜘蛛の糸を作り出す「ウェブ・シューター」とコスチュームを作りスパイダーマンと名乗って自警活動を開始。
そんなある日、ピーターは一人の強盗を見逃しますが、その強盗に育ての親ベンおじさんを殺されてしまうんですね。
死に際べんおじさんが言った「大いなる力には大いなる責任が伴う」という遺言を胸に、ピーターは真のヒーローとして市井の人々を守る事を決意するのです。

実はスパイダーマンはたくさんいる


冒頭の紹介文を読んで「え、スパイダーマンが黒人少年ってどういうこと?」って思った人もいるかと思います。
スパイダーマン=ピーター・パーカーは、「アベンジャーズ」でトム・ホランドが演じてますもんね。

実は、ここには複雑な大人の事情が絡んでいて、ざっくり年表風に説明すると、

1962年8月:マーベルコミックに高校生ヒーロー「スパイダーマン」が初登場。

2002年~2007年:映画化権を持つソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントが、サム・ライミ監督版スパイダーマン3部作を制作公開。(トビー・マグワイア主演)

2012年~2014年:サム・ライミ降板で、ソニーは新監督・新キャスト・新設定で「スパイダーマン」をリブートした「アメージング・スパイダーマン」2本を制作公開。(アンドリュー・ガーフィールド主演)

2015年~:MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)とのライセンス契約を結んだソニーは、スパイダーマン映画化権の権利は残したままスパイダーマンをMCUに登場させる事に(レンタル契約的な)。
新キャスト・新設定のアベンジャーズ版スパイダーマン(トム・ホランド)が、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」(2016)に登場、以降、「スパイダーマン:ホームカミング」(2017年)、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」(2018年)に出演。
今年公開の「アベンジャーズ/エンドゲーム」「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」へと続く。

という流れがあり、今回ソニーはMCUとは“別ルート”の「スパイダーマン」として、本作「スパイダーマン:スパイダーバース」を制作したわけですね。

一方、実は原作コミックの方では、既に様々なスパイダーマンが登場しています。
これは、アメコミの場合、作者ではなく出版社が著作権を持っているからで、時代に合わせて定期的に世界観や設定を刷新し、さらに本編と同時進行で「What if!?シリーズ」という公式同人的な本も出ているんですね。
例えば、“もし、ヒロインのグエン・ステイシーがスパイダーマンだったら”的な感じで。
で、本作はそんな膨大なコミックを原作にした、「実写化作品での世界とは別に存在する世界」のスパイダーマン映画なんですね。
この辺、アメリカとはシステムが違うので日本人的にはややこしいところなんですが、とりあえずアベンジャーズのスパイダーマンと、今回のアニメ版のスパイダーマンは別物ってことだけ理解していれば十分だと思います。

ストーリー


スパイダーマンことピーター・パーカー突然の訃報に、悲しみに暮れるNY市民。
スパイダー能力を持つ13歳の少年、マイルス・モラレスもその一人だった。
ピーターの死は、闇社会に君臨するキングピンが時空を歪めたのが原因で、マイルスはピーターに変わってキングピンの更なる野望を阻止しようと決意しますが、まだ若く未熟な彼にそれを止める力はない。そんなマイルスの元に現れたのは、なんと、死んだはずのピーター!
しかし、彼はマイルスの知っている“ピーター・パーカー”とは随分キャラクターが違うようで……。


という内容。
この、マイルスの前に現れたピーターは、キングピンが歪めた時空に吸い込まれてやってきたパラレルワールドのピーターで、他にも色んな次元の「スパイダーマン」たちがマイルスの世界に集結するというのが、本作の見所なのです。

本作に登場するスパイダーマンたち




マイルス・モラレス:本作の主人公で名門中学校に通う黒人少年。
遺伝子操作されたクモに噛まれて、スパイダーマンの能力を得るも、自分自身の力をうまくコントロールできない彼は、長年スパイダーマンとして活躍するピーター・パーカーを師に、様々な壁にぶつかりながら一 人前のスパイダーマンとして成長していきます。
コスチュームは黒と赤ベースのデザインで、その上からパーカーやカーゴパンツ、バスケットシューズ(スニーカー?)。
スパイダーマンの能力の他に、彼独自の能力のあるらしいですよ。



スパイダーマン/ピーター・B・パーカー:見た目は同じですが別次元のスパイダーマン。
オッサンで下っ腹がぽっこり出ていて、無精ひげを生やし、性格もかなりテキトーですが、スパイダーマン能力はそのまま。



スパイダー・グエン/グエン・ステイシー:映画「アメージング・スパイダーマン」でも登場したピーターの恋人。
本作で登場する別次元の彼女がいた世界では、クモに噛まれたのはピーターではなくグエンで、彼女はスパイダーマンの能力を得るのです。
原作版では屈指の人気キャラで、トゥシューズを履いているのは彼女がバレエダンサーだから。
紅一点の女性スパイダーマンで、バレエで培った優雅で女性らしい動きが見所。



スパイダーマン・ノワール/ピーター・パーカー:“ノワール”は、フランス語で「暗い映画」を意味する「フィルム・ノワール」に由来しています。
「フィルム・ノワール」は1940年代前半~50年代の後半にかけて、主にアメリカで製作された犯罪映画のことを指し、スパイダーマン・ノワールは1930年代のギャングと戦っている世界の住人なので、彼だけは白黒なんですね。



スパイダーハム/ピーター・ポーカー:マーベルコミックスのキャラクターを動物化したパロディ世界からやってきた豚(だからハムなんですねw)のスパイダーマン。
他のスパイダーマンたちがクモの能力を得たのに対して、スパイダーハムは人っぽいクモが後天的にブタの力を得て生まれたのだとか。
劇画ではなくカートゥーン世界(「トムとジェリー」とか「バックスバニー」とか)の住人としての“特性”を活かして戦うようです。



スパ//ダー/ペニー・パーカー:読み方はよく分かりませんが(スパィダーorスパーダー?)、ほぼ間違いなく日本のアニメを意識したキャラクター。
スパ//ダーは人ではなく、未来の世界からやってきたペニー・パーカーという名の14歳の少女が操るパワードスーツ&彼女とパワードスーツを繋ぐクモの名前なんですね。

その他に、メイおばさん(ソニー版なので白髪のおばあさん)や、グリーン・ゴブリンなど、お馴染みのキャラクターも登場するようです。

制作総指揮はあの二人


本作で制作総指揮を務めるのは、「くもりときどきミートボール」(2009)や「21ジャンプストリート」(2012)などの監督・脚本を務めたフィル・ロード&クリス・ミラー
彼らはバットマンをレゴでアニメ化し、本家DCEUより面白いと評判の名作「レゴバットマン ザ・ムービー」(2017)を制作するなど、アメコミ通としても知られていて、本作ではフィル・ロードが脚本も担当しています。

技術的にも、手描きアニメとCGアニメが入り混じり、それぞれのスパイダーマンの“視点”がアクションシーンに反映されているらしいし、まるでアメコミがそのままアニメになったような予告編を見ただけでもワクワクが止まらなくて、ほんと公開が待ち遠しいです!!

というわけで、『スパイダーマン:スパイダーバース』のざっくり解説でした。
興味のある人は、是非劇場でご覧下さい!

ではではー(´∀`)ノ

この記事を書いた人 青空ぷらす

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