『なにのあしあとかな』  やぶうち まさゆき 福音館書店


   みなさんは、あしあとというとなにを連想するでしょう?
 推理小説なら、犯人のあしあと。
 それ以外のあしあとで有名なのは、シャーロック・ホームズ。死んだと思われていたライヘンバッハの滝で、ホームズが敵ともみ合いになって相手を倒し、危険を悟って自分のあしあとをたどって生還する。
 絵本はどうでしょう。
 ハトです。
 そう、あの、豆の大好きな、ハト時計にもなってるハト。
 ここに描かれているハトは、ドバトなのですが、異様にリアル。首元の緑色に光る羽毛といい、丸い瞳といい、「ドヤ!」と自己主張しています。



 これ、オスかしら、いや、メスかな。
 意外とおねえで、「どんだけーっ」て叫んでるかも。
 お察しのとおり、この絵本は、動物のあしあとを見せて、なんのあしあとか当てる、ゲーム的要素の強い絵本です。
 ハトは、まだわかりますよね。
 たとえば公園や道路で、「ぽっぽー」と意志割っているハトを眺めるとき、足元を見るコトもたびたびありましょう。
 雪が降ったりしたら、なおさらハトのあしあとは目につきます。
 公園の砂場で歩いているのを見ると、まさに大阪のオバハン、であります。



 だから、ハトはいいです。
 ネコはどうか。
 水たまりで野良猫が足をぬらして、歩いている。
 そのあしあとを見たことのある人なら、この絵本の出題は簡単です。
 茶色いあしあとの絵を見ながら、
「これは、ネコ!」
  自慢することじゃないけど、子どもなら得意になるところ。
 わたしもネコは大スキです。

 

 では、イヌはどうか。
 わたしはそれほど好きでもないけど、飼っている人は、散歩に連れて行くこともあるはずでしょう。
 イヌにもいろいろいるわけで、中国から来たチャウチャウというのもいます。
「あ、向こうに見えるあの毛だらけのイヌ、チャウチャウかな?」
「チャウチャウ、ちゃう!」
  ここに描かれているのは、チャウチャウとはちゃいまっせ。
 見れば分かる。



 ハトのあしあと。ネコのあしあと。イヌのあしあと。
 身近だし、すぐわかるし、絵もリアル。
 そこまでは、許せる。
 しかし、カバ!
 カバはないでしょう。
 カバが分からない人は、バカ? ですか?
 若r人は、動物園の飼育員か、カバの生息地に住む人ぐらいじゃないでしょうか。
 おまえはバカだから、踏まれてもしかたない?
 ぺちゃんこのせんべいになっても、わらってなさい?
 いや、カバのあしあとがわからないぐらいで、そこまで言われる筋合いじゃないわい!

 

 とまあ、さまざまな動物のあしあとが紹介されています。
 お子さんといっしょに、なんのあしあとか当てっこして見てください。
 意外な答えが返ってきて、それが楽しみになったりしてね。

 あすにゃん
  猫とお菓子と広島がすきです!
 漫画家の たらさわ みちさんと 仲良しです。

 

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