もしも宇宙でくらしたら 山本省三 WAVE出版


  この絵本は、近い将来に起こるかもしれない生活の話です。
 たぶん、作者は宇宙飛行士にインタビューしたかもしれない。
 いろんな情報が、わかりやすく描かれています。
 主人公は男の子ですが、女性目線の宇宙生活っていう絵本も欲しいところ。
 まあ、それはともかく。

 

 宇宙では、きがるにボタンは 押せないようです。
 無重力なので、反動でとばされちゃう。
 目覚まし時計をとめようとした主人公の男の子は、とめるボタンを押して、
「はあ、とばされるぅ!」
 という悪夢を見て目が覚めるのでした。
 のっけから読ませる絵本ですね。



 右側の白い縦帯には、解説が載ってます。
 具体的には、「おもさのない宇宙」とか、「宇宙では水がたいせつ」
 といった説明文です。
 宇宙でなくても、水は大切だと思うけどね。
 男の子の主人公がトイレで用を足す絵なんか見てると、
「男の子は、それでいいけど! 女の子はどーするの!!!」
 ツッコんでしまいます。
 トイレでの男の子の神妙な顔がかわいい!



 起きたらトイレ、顔を磨いて歯磨き。
 地球とおなじ生活をしたくても、宇宙だといちいち、めんどくさい。
 環境に合わせて生活しなくちゃならないのです。
 宇宙も自然のうちですので、やさしい一面もあるのかもしれません。
 少なくとも、絵本の主人公は、楽しそうです。
 解説の帯も、絵本の題材に沿って、楽しそうに解説しています。
 でも、空気がなけりゃ生きていけないのが人間ですからね。
 やさしいようで、宇宙はこわいかも。



 宇宙の服には、匂いや、ばい菌のはたらきをおさえる布が使われているそうです。
 これはぜひ、紛争地域や、発展途上国に配って欲しい!
 アフリカ各国やイランやイラク、または南米などでは、医療用具が不足がちで、大勢の子どもや弱者が死んでいるんです。
 宇宙で暮らすのもいいかもしれないけど、まずは足元をかためてほしいなぁ(って、そういう絵本でもないのだが)

 宇宙での料理も、卵などは割ってもそのままですし、おかずを料理したくても、へたに火を使ったらやけどしちゃう。
 なので、地球で料理済みのを運んでくるそうな。
 昔、宇宙食に飽きた宇宙探検隊の話を読んだことがあったんですが、その話で、
 ある惑星にたどり着いた宇宙探検隊が、地元の人間が差し出す美味な料理を、追跡して食べていたら、落とし穴にハマって自分が食べられるというショートショートを読んだことがありました……。
 食欲って、人間の三大欲のひとつですからね。
 おいしいモノとなると目の色が変わります。
 宇宙食はおいしいでしょうか?
 料理する楽しみがないって、つまんないかもね。



 てなぐあいに、宇宙での生活の一部(学校での授業とか)を垣間見させてくれるこの絵本ですが、最近地球がおかしくなっているので、人類がそこまで生き延びられるのか心配です。

 あすにゃん
  猫とお菓子と広島がすきです!
 漫画家の たらさわ みちさんと 仲良しです。
 

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