ぷらすです。

来たる1月11日(金)「クリード2 炎の宿敵」が公開されますねー!
前作「クリード チャンプを継ぐ男」と今回の作品は、シルベスター・スタローンの「ロッキー」シリーズの続編。というわけで、今回はまだ「ロッキー」を観たことがない人のために、ロッキーシリーズについてザックリ語りたいと思います!

ロッキー(1977)



映画「ロッキー」は「ランボー」と並ぶシルベスター・スタローンの当たり役で、当時無名だったスタローン自ら脚本を書いてプロダクションに売り込んだんですね。
当初、脚本を気に入ったプロダクションは7万5千ドルという当時の脚本料としては破格の値をつけて有名俳優で映画化を望んだんですが、スタローンは自分が主演を兼任するという条件を譲らず、結果的にスタローンはこの一作で世界的な大スターになったのです。

ロッキーは本業のボクシングだけでは生活していくことができない三流のボクサーで、高利貸しの取立人を請け負いながら日銭を稼いでいたわけですが、そんなある日、世界チャンピオンであるアポロ・クリードの対戦相手が負傷。
その対戦相手の代役、つまり当て馬として選ばれたのがロッキーだったわけです。

スタローン自身も当時は全く無名であり、役者だけでは食べていけず、ポルノ映画への出演や用心棒などで日々の生活費を稼いでいた三流の役者だったわけで、つまりロッキーには、スタローン自身の境遇や気持ちが乗っかっていたのです。
だから、スタローンにとってロッキーは役者人生で最も大切な役であり、ある意味でスタローンの半自伝的な作品とも言えるんですね。

ロッキー2(1979)



前作の大ヒットによって、スタローン主演・脚本・監督でロッキーの続編が作られることになります。
前作ではチャンピオンのアポロ・クリードが辛うじて勝利したものの、世間は大健闘した無名の挑戦者ロッキーの健闘を称えます。
これに怒ったアポロは、ロッキーに再戦を迫り挑発を食いり返しますが、前作で負傷し、ボクシングから足を洗って妻エイドリアンと幸せに暮らそうとするロッキー。
しかし、生来不器用なロッキーは、タレント業もその後務めた精肉工場も上手くいかず、結局自分にはボクシングしかない事に気づき、アポロとの再戦を決め、死闘の末にアポロを破ってチャンピポンの座につくのです。

ロッキー3(1982)




当初この「ロッキー」シリーズはこの作品をもって完結する予定だったそうで、スタローンが再び監督・脚本・主演の三役を勤めています。
世界ヘビー級チャンピオンとして快進撃を続け、10度もの防衛に成功し、国民的な英雄になって巨万の富を築いたロッキー。
豪邸に住み、妻エイドリアンとの間に子供も生まれてまさに幸せの絶頂だったロッキーは、地元フィラデルフィア美術館に自身の銅像が
設置された日に引退を表明するのですが、世界ランキング1位のクラバー・ラングに侮辱的な言葉で挑戦され対戦を受けるもKO負け。さらにトレーナーのミッキーまで心臓発作で亡くなってしまうんですね。

そんな失意のどん底のロッキーの前に現れたのは、かつての宿敵アポロ。
アポロがロッキーのトレーナーを買って出ると、二人で特訓の末に
クラバーと再戦。見事勝利します。
誰もいないリングの上でアポロとロッキー、親友同士二人だけのリターンマッチがラストシーンになります。

ロッキー4/炎の友情(1986)



ゴルバチョフ登場によるソ連との冷戦の雪解けムードをストーリーに織り込んだ異色作。

ソビエト連邦のアマチュアボクシングヘビー級王者イワン・ドラゴが訪米。ソ連のプロボクシング協会加入を発表し、世界ヘビー級王者であるロッキーとの対戦希望を表明します。
しかし親友のアポロがロッキーに代わってドラゴとの対戦を受けることに。
ふたりの対戦はエキシビションマッチはラスベガスで開催され、序盤はアポロ優勢だったものの、ドラゴの強烈なパンチにアポロは為すすべもなく、ドラゴの強打を受け続けたアポロは帰らぬ人になってしまうわけです。
親友アポロを失ったロッキーは、ドラゴとの対戦を了承。
しかも、完全アウェイであるソ連で戦う事になるんですねー。
データーと科学を駆使したトレーニングをするドラゴと、一面の銀世界に囲まれた雄大な大自然の中で、環境を生かした過酷なトレーニングを行うロッキー。
そして、いよいよモスクワでの試合が始まり、何度も倒されるも決して諦めない姿に、モスクワの観客だけでなく、ロボットのようだったドラゴの心にも火をつけたロッキーは、死闘の末に勝利を掴むのです。

ロッキー5/最後のドラマ(1990)



シリーズ1作目で監督を務め各方面で絶賛されたジョン・G・アヴィルドセンを再び監督として招聘し『ロッキー』シリーズに終止符を打つ作品として製作。
しかし結果としてはシリーズ最低の興行成績で作品の内容的にも酷評されてしまいます。

ドラゴを破ってアメリカに帰国したロッキーは、会計士の不正により破産。
その上、度重なる激闘により脳に回復不能となるほどのダメージが蓄積していて引退を余儀なくされます。
地元フィラデルフィアに帰郷したロッキーは、今は亡きトレーナー・ミッキーのジムで白人新鋭ボクサーのトミー・ガンを育て、トレーナーとして第二の人生を歩み始めるんですが、トミーに入れ込むロッキーに、息子のロッキーJr.が反抗し始め、そんな時に突如現れた派手な黒人プロモーター、ジョージ・ワシントン・デュークは黒人ボクサーのユニオン・ケインとの対戦のためにロッキーに現役復帰を打診。
しかしロッキーは、反対する家族の気持ちを優先します。するとデュークは、ロッキーの愛弟子トミーを引き抜きケインと対戦させます。
結果、トミーは呆気なくケインを撃破するも、ロッキーを裏切ったトミーをファンは認めず、デュークの提案でロッキーとの師弟対決を望むトミーは、酒場でロッキーを口汚く挑発し、妻エイドリアンの兄ポーリーを殴り倒す、これに怒ったロッキーとトミーは周囲の人々とテレビカメラが見守る中ストーリーファイトになり、闘いの最中、発作に見舞われ意識を失いかけるも、幻覚に現れたミッキーの叱咤激励で奮起したロッキーが、見事勝利するのです。

ロッキー・ザ・ファイナル(2007)



「ロッキー5/最後のドラマ」以来、16年ぶりとなる続篇。
ファンに大不評だった前作を無かった事にして、スタローン自ら脚本・監督・主演を務めた“完結編”です。
老境に入ったロッキーは現在も名士としてファンに愛されながら、地元フィラデルフィアで今は亡き妻エイドリアンの名前を冠した小さなイタリアン・レストランを経営しています。
ある日テレビ番組の企画で、現世界ヘビー級チャンピオンであるメイソン・ディクソンと現役時代のロッキーとのバーチャル試合が組まれ、コンピューターが弾き出した試合の結果はロッキーのKO勝利。
しかし、ある評論家の「ロッキーは過去の人であり、過大評価されているだけ」という批判に、ロッキーはボクサーとしての情熱を取り戻し、ライセンス発行を渋る体育協会を説得しプロボクサーとして復帰。
ローカルな小試合での復帰戦を目指していたところへ、唐突にディクソンとのエキシビションマッチが申し込まれます。
誰もがディクソンの勝利を予想する中ロッキーは不屈の闘志で闘い続け、最終ラウンド判定で敗退するもその勇姿に観客は拍手とロッキーコールを送るのでした。

当初、評論家もファンも正直全く期待していなかったこの作品は、しかしロッキー1と並ぶ名作として評論家、ファンから熱烈な支持を受ける事になったのです。

クリード/チャンプを継ぐ男(2015)



新人映画監督ライアン・クーグラーが、知り合いを通じてシルベスター・スタローンに企画を持ち込んで実現したロッキーのスピンオフにして続編。
主人公はロッキーの親友アポロの非嫡出子であるアドニス・“ドニー”・ジョンソン。
アポロの正妻メアリー・アンに引き取られ不自由のない生活を送り、立派な青年に成長したアドニスですが、彼はボクサーの夢が捨てきれず母の反対を押し切って、ロッキーにトレーナーを頼み込みます。
アポロの息子であることを隠し、ロッキーに師事してトレーニングをしていたアドニスですが、ジム期待の有望株レオとの試合を2ラウンドKO勝ちした翌日、彼がアポロの息子であることがバレてしまうんですね。

そして、不敗のチャンピオン、リッキー・コンランの最後の対戦相手に選ばれたアドニスは、クリードの名を背負う覚悟を決めてコンランとの対決を受ける――という物語。

正直、期待していなかったファンも多い本作ですが、蓋を開ければロッキーシリーズの正統派続編としてガッチリファンの心を掴み、圧倒的な支持を受けることになりました。
監督のライアン・クーグラーは、その後MCUの「ブラックパンサー」を監督し、アドニス役の マイケル・B・ジョーダンも、敵役として大いに話題になりました。

そして、今月11日に公開される「クリード 炎の宿敵」は、「ロッキー4」で父アポロの命を奪ったドラゴの息子とアドニスが対決するという物語なんですねー!
前述したように、「ロッキー」はシルベスター・スタローンにとって特別な役であり、まさにスタローン自身の人生とリンクし続けているようなキャラクターですし、「クリード」はそんなスタローン/ロッキーの遺伝子を受け継ぐ作品です。

もちろん、「~ 炎の宿敵」から観ても楽しめるように作られているとは思いますが、より楽しみたい人は前作「~チャンプを継ぐ男」を、出来れば「ロッキー4/炎の友情」も復習しておけばバッチリだと思いますねー。
ではではー(´∀`)ノ

この記事を書いた人 青空ぷらす

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