1997年にリリースされたThe Prodigyの『The Fat of the Land』。ひさびさに聴きたくなって、CDが積み重ねてある棚の奥から取り出してきた。そうしたら、1曲目の「Smack My Bitch Up」からテンションあがるアガる。しかし、下品な歌詞だ。この曲のMV、たしか年齢制限があったんだよね。YouTubeの公式アカウントにはアップされていない。別の動画サイトなら観られそうだけどね。

 

「Firestarter」「Smack My Bitch Up」、それに上のMV「Breathe」がいずれもアルバム発売より前にシングルとして発表されていたので、『The Fat of the Land』は売れまくった。全世界22カ国のアルバムチャートで初登場1位(日本では最高位2ケタ?)。とんでもなく売れた。

 

音楽業界において、1997年は超豊作の年だった。たしか、国内の主要音楽誌ではRadiohead『OK Computer』が年間ベスト1だったように記憶している。その他にリリースされたアルバムを列挙するとこんな感じ。The Chemical Brothers『Dig Your Own Hole』、Daft Punk『Homework』、Bjork『Homogenic』、The Verve『Urban Hymns』などなど。胃もたれ起こしそうなラインナップだ。

 

1997年がどんな年だったかなんて今や20年以上も前の話なので細かく語る気はないけれど、ロックだ、テクノだ、ラップだ、と声高にカテゴリーを叫ぶのではなく、カッコよければそれでいい!The Prodigyが受け入れられたのは面白い時代だったと思う。

個人的には、1997年の名盤にBell and Sebastian『If You're Feeling Sinister』(邦題は『天使のためいき』)と、Stereolab『Dots And Loops』は絶対に欠かせないけどね。



The Fat of the Land
Prodigy
Xl
2009-11-02



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