前回の続きです。


・『NIGHTMARE/FINALE』にした方が良かった?6thシングル『NIGHTMARE』

NIGHTMARE
Sads
EMIミュージック・ジャパン
2000-11-16


ハイスピードチューン。・・・ただ、今回は昔のインディーズのヴィジュアル系にありそうな、頭シェイクダークチューン。結局、こーゆーのが好きなんだろ?って言われている感じ。うん、・・・好きだよ。好きですが何か。

カップリングの『FINALE』は、及川光博さんと吉川晃司さんが主演の映画『漂流街』の主題歌。レンタルして観たのですが、ヤクザものに興味がない自分には退屈で、闘鶏場のシーンぐらいしか覚えていません。グロ描写が多いのでちょっと注意が必要。


中傷して何か変わると
思っていた誰かの浅はか



・・・って誰のことなんだろ?自分自身のこと?多かれ少なかれ、身に覚えがあるだけに、ここは刺さるなあ・・・。


フィナーレは冷酷を伝えるために出来た
幸せな不幸せ
涙も忘れた



このへんは映画と関係ない独白なのだろうけど、新宿でいろんな国籍のヤヴァイ方々がヤヴァイ問題を抱えて殴り合う内容に、不思議とマッチしています。

『FINALE』の存在感の方が強い気が・・・。両A面で良かったな、これ。


・グラマラス!でもグラムロックとは違う。7thシングル『PORNO STAR』

ポルノ・スター
Sads
RCAアリオラジャパン
2001-06-20


一気にヴィジュアルと音楽の両面を模様替えし、グラマラスさを前面に押し出したラウドなシングル曲。いちおうシングルは日本語バージョンですが、それでも半分以上が英語。カップリングの2曲はオール英語。

アメリカのエ〇雑誌みたいな(いや、読んだことないけど・・・)淫猥っぽいジャケットは、ある意味ではAVよりもレジに出すのが恥ずかしい。露骨に淫猥なんじゃなくて「っぽい」というのが・・・うーん。まあ、出しましたけどね。

2曲めの『Want』は後年の清春さんのソロで増えるのっぺり系しつこいロックンロール。
ラストの『FOR YOU』は往年のヴィジュアル系くささを残したハードロック。グラマラスを謳ってはいたけど、これグラムロックとは違うよなあ・・・。



終末感のはじまり。8thシングル『APPETIZING 4 SONGS EP』

APPETIZING 4 SONGS EP
Sads
RCAアリオラジャパン
2001-07-25


3rdアルバム『THE ROSE GOD GAVE ME』の実質的な先行シングル。「4 SONGS EP」と銘打たれていますが、隠しトラック『Honey』が収録されているので実際は5曲いり。

この『Honey』は、1stアルバム『SAD BLOOD ROCK'N'ROLL』の収録曲『HONEY HONEY』の再録ですが、こちらの方がスピード感に溢れていて気持ちいいです。

冒頭の『ロザリオと薔薇』は、これから何か新しいものが始まるという胸の高鳴りを感じさせるミディアムラウドチューン。「死ぬほど息をしていたい」という表現が印象的。過呼吸かな?(違)

続く『The Life Beyond Despepation』は音圧の高いへヴィチューン。英語詞だけど中学卒業レベルぐらいなので、いかにも日本人が作ったそれっぽい・・・とかいうとおこられそうなんだけど、それがいい。そういうのがいいの。

T-REXのカバー『Children of the Revolution』は妖艶で楽しい。これ、むしろ今のSADSでやってほしいナンバーですわ。

ラストの『Rezyna』は、ベッタベタなサビが気持ちいい・・・んだけど、それ以外が印象に残らない。申し訳ないのですが、このあたりから終末感が漂っているというか。


・あっけなくお別れです。9thシングル『Masquarade』

MASQUERADE
SADS
ユニバーサルJ
2003-05-28


1度めのSADSとしてのラストシングル。アルバムには収録されず、ものすごくひっそりとリリースされました。ので、自分はしばらく、この曲の存在を知りませんでした。

実質的に解雇されてしまった満園さんが最後にSADSでドラムを叩いた曲。「忘れられるよ」と「さよなら」を連呼する歌詞はただ寂しい。


2曲めの『楽園』は、終始くりかえされる綺麗なアルペジオと繊細なボーカルが魅力的な、幻想的な良い曲なのですが・・・、ただもうこれ、ほぼ清春ソロですわな。この曲が好きだったら、清春さんの1stアルバム『poetry』も好きだと思います。


ラストは5thアルバム『13』の収録曲『EVERYTHING』のアコースティックバージョンですが、ボーナストラック的な意味合いが強いのかな?


温かい余韻なんてなんにもなく、ただただ尻切れトンボ。かといって潔さもなく、未練をぶつけたままで終わる。正直にいってかっこいいとは言えない終末だったけど、それでもあのSADSの5年は楽しかったです。ライブには行ったことなかったけど。



・1度めのSADS 全シングル紹介(前編)



解散まで-SADS 1999-2003-(前編)


・1度めの解散まで-SADS 1999-2003-(後編)



この記事を書いた人

henkou_ver

プラーナ

サブカル中二病系。永遠の14歳。大人のお子様。

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