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いま手元にある本で一番古いのは何かな……と探してみたら、こんなのが出てきた。保育社のカラーブックス「自動車Ⅰ」。サイズは文庫本より少し小さい。表紙は赤のカルマンギア・クーペ。かっこいい。初版は1966年。手元のは第7刷で1971年の発行だった。紛れもない、買ってもらった本で最も古いもののひとつだ。

発行された年月が古いだけの本なら他にもあったのだけど、もう見当たらない。ページをたどるだけで一気に長野まゆみ世界へ飛んでいける古い辞書だとか、旧仮名遣いで書かれた宮沢賢治の童話(たぶん、岩波文庫)だとか。どれも昔に古本屋で買った記憶があるんだけど。たぶんどこかに埋もれているか、あまりに汚すぎて捨ててしまったのかもしれない。捨てたことさえ記憶にないんだよね。

で、「自動車Ⅰ」の話。

内容はというと、国別に当時のクルマがのっている。主だったところでいうと、日本はトヨタ2000GT、ダットサンのフェアレディ、プリンスのスカイライン、日産のいすゞのベレット、マツダのコスモ、ホンダのS800、スバル360……。アメリカはウソみたいに長いキャデラックはもちろん、シボレーのコルベットスティングレイ、フォードのサンダーバード……。イギリスはモーリスのミニ・クーパーSからジャガーのEタイプ……。その他にもシトロエンのDS、2CV、ワーゲンのビートル……。今見ても魅力的なクルマばっかりだ。

この頃、ご多分にもれず、ミニカーを集めていた。初孫の特権?というやつで、祖母から輸入もののミニカーなんてものまで十数台、買ってもらっていた。おそらく、美品のまま残していたら、ものすごい価値になっているんじゃないだろうか。今はもう手元には1台もないけど、たまにオモチャ屋にいくと、つい横目でミニカーを見てしまう。箱形も嫌いじゃないけど、やっぱり流線型かな。救急車、パトカー、消防車、ダンプカー、ショベルカーなんかにはあまり魅力を感じない。そういう意味ではスポーツカー志向だったような気がする。

この本を眺めていると、一緒にある風景がちなみに今でも宿題をしている情景が浮かぶんだけど、はじめて書いた詩みたいなものは「ミニカー」がネタだった。小学校の低学年、たぶん2、3年生だったのかな。

保育社のカラーブックス。今でも、このシリーズは健在らしい。検索してみたら、すぐに出てきて驚いた。保育社 https://www.hoikusha.co.jp/ 。「1962年に創刊され、37年にわたり909点が刊行された」。もちろん、復刻された一覧に「自動車Ⅰ」はない。Amazonにはあったけど、そこそこの高値が付いてる。貴重な本だと思うんだけどね。

でも、この本、触るだけで壊れそうだよ。



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