前回に引き続き、ZIGGYのアルバム紹介です。今回も、'80年代後半のBADとGOODのお勉強です(なにそれ)。


・ブレイク前夜だけどなんか暗い。『NICE&EASY』

NICE&EASY
ZIGGY
徳間ジャパンコミュニケーションズ
2014-08-06


1989年の3rdアルバムで、初のトップ10入り。同年の夏に、前アルバムの収録曲『GLORIA』がドラマの主題歌に使われてヒットし、一躍スターバンドになります。

タイトルの『NICE&EASY(ナイスン・イージー)』は、アメリカの染髪剤の名称です。あの、天下の「プロテクター&ギャンブル社」・・・そう、「P&G」さんの商品です。



白髪染めタイプも用意されているようなので、いずれ自分もお世話になるかもしれません。その時はよろしくお願いします。というのはともかく。

前作までよりもなんというか硬質な作風になり、シリアスな部分も出てきましたが、相変わらずのゴキゲン(あえて死語を使う)な曲もあります。特に、先行シングルとなった『ONE NIGHT STAND』です。これはもう、なんといっても間奏のシャウトが素敵すぎます。

ウチョバーッ!
ふぅぅっ!
イェーイ!
ウライッ!
ひゅーぅっ!

・・・文字に起こすとアホみたいですが、このハイテンションなシャウトが、ジャラジャラした演奏に乗っかって非常に気持ちいいのです。ブレイク寸前のシングル曲のわりに影が薄い気がしますが、これ名曲だと思うなあ・・・。ちなみにライブだとこんなにたくさんシャウトを入れないのが残念。ていうか再現不可能なのかもしれない。この奇跡的なテイクは音源でしか聴けない。

ただ、他には内省的な曲が多く、全体的には暗い作風。メンバーさん的には、あんまり好きな作品じゃないそうです。確かに何かが物足りない気はする。次作で、完全にハジけきります。


・ノリノリ。『KOOL KIZZ』


KOOL KIZZ
ZIGGY
徳間ジャパンコミュニケーションズ
2014-08-06


『GLORIA』でブレイクし、時代的にもバンドブームの最高潮。勢いに乗って、初にして唯一の、オリコン首位獲得作品。シングルカット曲は一切なし。ただ、ポップな『DON'T STOP BELIEVING』が映画の主題歌に抜擢されPVも製作されたので、実質的なシングル曲。

最初から最後までロックンロールな作風で、ノリに乗っている(死語)バンドの雰囲気が伝わってきます。日本風セックス・ドラッグ・ロックンロールを提唱する『WHISKY,R&R AND WOMEN』からして若々しさ全開。AURAのメンバーの方々がコーラスで参加されていますが、だからというわけでもないんですが、・・・バブルだな・・・という印象。タイトルからしてもうなんか昭和のかほりがする『PASSION REDのお前を抱いて』もそういう感じ・・・だけど、リアルタイムで知らないだけに、この空気感は逆に新鮮なものだ。

『I WANT YOU TO KISS ME ALL NIGHT LONG』の後半の、踊れるロックな展開は一聴の価値あり。後にボサノヴァちっくにリメイクされますが、原曲の方が好き。

当時はこういうのがカッチョ良かった(死語)。バッドボーイズロック(不良っぽい音楽)の、たぶん当時の雛型。今はもうロックなんてインテリのもので、ヤンキーが聴くのはレゲエだからな。自分はどっちにもなれなかった。『TOO LAZY TO BE GOOD,TOO SERIOUS TO BE WILD』・・・。


・BADなカッコよさ=GOODなダサさ。『それゆけ!R&R BAND』REVISITED

それゆけ!R&R BAND REVISITED
ZIGGY
徳間ジャパンコミュニケーションズ
1989-07-10


1987年にインディーズでリリースされたミニアルバムを再録音。元の音源を聴いたことがないので、どう変わったのかはよくわかりませんが、アマチュア時代の自信作ばかりを集めたとのことで、曲そのものはかっこいいです。

ただ・・・タイトルが・・・。「アンパンマンかよ!」とか「ズッコケ三人組かよ!」とかイジりたくなってくる、あかん・・・。自分はこの頃、小児喘息で入院していて、今は亡きポータブルビデオデッキという時代の名器でアンパンマンのビデオを病室のベッドでよく視ていました。それから25年以上も生き延びられてこんな戯言を言えるようになって感謝。でも、「それゆけ!」の児童書っぽさと「R&R BAND」という字面の似合わなさ。このダサさも含めてバッドボーイズロックなんだな。たぶん。

『I CAN'T STOP DANCIN'』のベタさは癖になる。ダンスはもう止まらないぜ。


・次からがZIGGYの本番(あくまで俺的に)。

このあたりまではやっぱり、自分が就学もしていない頃なので・・・、なんか内容がどうこう
っていうよりかは、歴史の反映と捉えてしまいます。だからリアルタイムでこの時代を経験した人からすれば、「何いってんのコイツ?」かもしれません。まあ、でもやめないんですけど。さてさて、自分が好きなZIGGYって、実はこれよりも後なんですよね。リアルタイムで追いかけていた方にとっては嫌いかもしれない時期。でも、自分はその時期が好きで。

この記事を書いた人


プラーナ

henkou_ver

サブカル中二病系。永遠の14歳。大人のお子様。

note-たまに短いエッセイ的な何かやら。

twitter-ただのオタクの戯言をたれながす。

プラネタりうむ(個人ブログ)-個人ブログ。テキトー。


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