前回の予告どおり、LUNA SEAのライブアルバムについてです。



・仮想ライブ(たぶん鳥取の)。『NEVER SOLD OUT』

NEVER SOLD OUT
Universal Music LLC
2006-10-25


1999年、バンド結成10周年に合わせてリリースされた、初のライブアルバム。このアルバムの発売日の翌日の5月30日には、当時のライブコンサート最多動員である10万人を記録した「10th Anniversary GIG [NEVER SOLD OUT] CAPACITY ∞」が開催されました。巨額を投資した大掛かりなセットが強風でブッ壊れ、倒壊した会場の中で行われたこのライブは伝説とされています。

ひとつのライブの音源と仮定して制作されており、タイトルの「NEVER SOLD OUT」は「絶対にソールドアウトしないライブのCD」という意味が込められているそうです。実際の当時のLUNA SEAのライブチケットは秒でソールドアウトしていました。

わざと曲間をなくし、CD1枚でひとつのライブ公演に聴こえるように調整されていますが、時期によって声や煽り方が違うので、さっき「それでは、聴いてください。愛を込めて」と言っていた人が、その数十分後にはダミ声で「かかってこい!」と叫び散らしているという事態が起きます。かといって
時系列に並べられても歯切れが悪いように感じるので、これで正解なのだと思います。1枚めは初めの方の曲『Dejavu』で「久しぶりだな鳥取!」と思い切り地名を言っているので、鳥取のライブだと思って聴いています。大物アーティストがツアーで鳥取を廻ることはなかなかないらしいので、このMCの収録は鳥取県のファンへの心遣いなのかもしれません。

あと、前にも書きましたが、『GENESIS OF MIND~夢の彼方へ~』は、このアルバムのテイクが大好きです。原曲ではアコースティックで静的なミディアムチューンでしたが、こちらではエレキ主体でダイナミックな曲になっています。


・ルナシー・イン・アメリカ。『LUNA SEA 3D IN LOS ANGELS』



2010年12月4日のアメリカ・ロサンゼルス公演の模様を収録した作品。再結成してすぐにワールドツアーの発表というのに自分も興奮したものですが、ライブアルバムまで出してくれるとは。

当たり前なのですが、観客の歓声がアメリカンです(なんじゃそりゃ)。やっぱりノリ方が日本のバンギャとは違う感じですね。指笛とか日本ではあんまりやる人いないでしょう。逆に、日本のバンギャのノリについては、上の『NEVER SOLD OUT』収録の『IN FUTURE』の冒頭ではしゃいでいるお姉さん方が非常にわかりやすいと思います。もちろんどちらのノリ方も正解です。評論家のフリをして腕を組みながら最後尾で観るのも正解です。

選曲は、まさにLUNA SEAの王道という感じ。『STORM』『ROSIER』『I for You』といった一般的な代表曲が中心。ただ、やっぱり1枚めのラスト『GENESIS OF MIND~夢の彼方へ~』の迫力は群を抜いています。

あと、RYUICHIさんの、お世辞にも上手いとはいえない(超失礼)、たどたどしい英語MCがほっこりします。


・2枚めが熱いぞ!『NEVER SOLD OUT 2』




1999年の『NEVER SOLD OUT』の続編。結成25周年を記念して、ベストアルバム『LUNA SEA COMPLETE BEST』と同日にリリースされました。2つの商品を同梱したスペシャルパッケージも存在します。

1枚めがいつもお馴染み一般的な代表曲、2枚めがマニアックな曲、という振り分け。前作はそのあたりがごちゃ混ぜでしたが、今回はきっちりと分けられています。

目玉は2枚めの『RECALL』と『ONE-crash to create-』 でしょう。『RECALL』はオリジナルアルバム『EDEN』に収録されていたのですが、同作品の曲の多くは当時のライブツアーでしか演奏されませんでした。なので、1993年のこのテイクは貴重です。『ONE~』は23分に及ぶ大曲で、初めてライブ演奏された2013年1月11日のテイクで、こちらも貴重。

前作と違って、1枚でひとつのライブに聴こえる仕組みはされておらず、完全にアーカイブ的な性格のアルバムになっています。特に2枚めなんて、1曲め『CHESS』(2012年のテイク)と2曲め『IMITATION』とで20年も離れているので、余計にそう感じます。


・で、どれがお薦めか?といえば・・・、全部!


うん。LUNA SEAのライブアルバムにハズレはない。さすがライブバンド。後にGLAYに抜かれたとはいえ、過去最多動員記録は伊達じゃない。ちなみに、LUNA SEAの前はTHE ALFEEだったらしい。


この記事を書いた人


プラーナ

henkou_ver

サブカル中二病系。永遠の14歳。大人のお子様。

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