「はらぺこあおむし」 エリック・カール 偕成社

  あまりにも有名な絵本ですね。アメリカ・グレフィックアート協会賞を受賞しています。
 小さな卵から小さなあおむしがかえって、
 さなぎになって、美しい蝶になる、
 というだけの話なのですが、
 絵柄の色合いが鮮やか、
 かつ暖かい気持ちになるキャラクターの描き方でした。



 ふつう、あおむしって、キショイですよね。
 女の子は、見るなり「きゃー!」と叫びます。
 わたしも小学生のころに、背中にあおむし入れられてぴょんぴょん跳んでました。
 でも、この絵本のあおむしは、とーってもかわいい!
 手描きならではの味のある虫ですね。
 大きな黒い瞳、背中に生えているぼうぼうの毛、
 縦じまの身体、しっぽが丸くてくるっとしている。
 生きているぞ! という主張がバッチリ。



 途中に挿入された、あおむしが食べる果物が、
 バリエーションゆたかです。
 ご丁寧にも、ほとんどに「たべたあと」が残っています。
 それはいいんですが、果物ごとにページが切り取られているので、
 慣れないと「不良品?」と勘違いしちゃうかも。
 そうじゃないことは、「月曜日に**をみつけて食べました」
 「火曜日に**をみつけて食べました」
 と、曜日ごとに違う果物を見つけて食べたことを書いてあるので、不良品じゃないことがあきらかです。
 独特の、絵本ですね。
 果物ごとにページが開けるようになっているので、
 子どもと一緒に当てっこをするのも、楽しいかもしれません。





 ところで、このあおむし。
 オスなのでしょうか、メスなのでしょうか。
 見た感じ、オスっぽいけど、最後に蝶になるので、
 メスなのかなーと思ったりします。
 それにしても、コイツはとっても食いしん坊ですね!
 果物を食べるのは、まだわかりますが、
 土曜日になったら、人間が食べるものまで食べてます。
 そんなに食べて、だいじょうぶ?
 というぐらい、沢山食べてます。
 よほどおなかがへっているんでしょうね。



 
 どうしておなかがへるのかな
 けんかをするとへるのかな
 なかよくしててもへるもんな
 かあちゃん かあちゃん
 おなかとせなかが くっつくぞ

 という歌を思い出しました。
 あんまり食べ過ぎたため、あおむしはおなかがいたくて ないちゃったそうです……。
  大食い大会には、出られない模様w

 ふとっちょになったあおむしの顔もユーモラスですし、
 さなぎの絵もあたたか。
 最後の蝶のあたりなどは、感動ものの色合いです。
 なるほど、有名な絵本と言うだけはありますね。
 
 あすにゃん
  猫とお菓子と広島がすきです!
 漫画家の たらさわ みちさんと 仲良しです。

aomushi01


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