Wikipediaにも載っている。エリスは日本のネットアイドル・詩人だって。更新されなくなった「Eris in Wonderland Blog」 http://erisinko.hatenablog.com/ のプロフィールにはこう書いてある。田中エリス:1999年よりウェブサイト「エリス・イン・ワンダーランド」にて活動を始める。詩集は現代詩手帖、共同通信で取り上げられた。著書に『かわいいホロコースト』(ミッドナイト・プレス2003年)など。



Ellis in Wonderland

1999年に開設されたエリスのサイトが「Ellis in Wonderland」。たぶん、サイトができた頃に見ていた。まだ、テレホーダイの頃だ。エリスの写真が多くて、めちゃくちゃ重かったことを覚えている。たしか、いろいろなサイトをネットサーフィン(死語?)していて、たまたま見つけた。

印象的だったのが掲示板。サイトの写真に付けられているコメントなんかもそうだけど、掲示板の返信が完全に空を飛んでいて「あっ、ホンモノだ……」と思って、ブラウザのブックマークに入れてあった。ブラウザはNetscape(ネスケだね)だったと思う。で、しばらくしたら、詩集を出したりしていたんだよね。

かわいいホロコースト
田中 エリス
ミッドナイトプレス
2003-10-01



http://www.kinokopress.com/inko/jp/index.htm

上のURLが「Ellis in Wonderland」だった。過去形。今はもうない。掲示板もない。跡形も残っていない。時代の流れって、そういうものだ。あの頃、最前線だったネットのワードも大半が消えた。現在形のインターネットに流れている言葉もいつかは消えるんだろう。そう、思うときがある。今その瞬間に居座っているときには意識していないことなんだけどね。

で、この記事のタイトルは掲示板に返信しているときのエリスをイメージしたものだ。おそらく、本人的にはインコなんだろうけど。ただ、左右10本の指でキーボードを叩いていないような気がしていた。小鳥の羽でふわりとキーを触るだけで文章が溢れてくる。そんな感じ。

きゅるるん大革命 (マーブルブックス)
田中 エリス
マーブルトロン
2004-06




ネットアイドルは死んだ?

最初の動画は2018年1月7日に亡くなったフランス・ギャルの「夢みるシャンソン人形」だ。日本でもいろいろな歌手にカバーされた。作詞作曲はセルジュ・ゲンスブール。昨年、娘のシャルロット・ゲンズブールがとんでもない名盤を発表した。今年、来日するらしい。原題は「Poupée De Cire, Poupée De Son」。しかし、すごい邦題だな。

エリスは生きているよ。「田中エリス」で検索したら、すぐに出てきた。これがTwitterのアカウント: https://twitter.com/eris_inko 。少しばかりの安堵感。ホッとした。もしかしたら、ネットアイドルとしてのエリスは死んでしまったのかもしれないけれど。生身の田中エリスは存在しているみだいだ。もちろん、そっとフォローしておいた。

※追記
「Ellis in Wonderland」のアーカイブが残っていたので貼っておく。geocitiesだったんだ。掲示板も見られる……。
http://web.archive.org/web/20001110080800/www.geocities.co.jp/HeartLand-Namiki/1342/


この記事を書いた人

yosh.ash

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