がたんごとんがたんごとん
 「がたんごとんがたんごとん」福音館書店 安西水丸

   表紙をご覧ください。機関車が、3つほど貨物列車をつれて走っています。
 今回のお話は、この機関車が、なにを載せていくかという、たあいもないと言えばそれまでのお話です。

 第1頁を見ると、左側は機関車が、右側には哺乳瓶があります。
 この哺乳瓶、めっちゃでかい!
 機関車を見下ろして、「のせてくださーい」
 って言ってます。




 こんな、巨人みたいな哺乳瓶、どうするのよ? 乗せたら、つぶれるかもしれないよ!
 機関車って、馬力はあるようですから、軽々と乗せられるでしょうけれど、そのまえに、この哺乳瓶の大きさをなんとかしてほしい。
 この絵もまた、ユーモラス。






 哺乳瓶の吸い口のところが、顔になっていて、少し口角があがっています。
 ごきげんみたいですね。
 機関車の方は、べつに迷惑がっているようでもありません。
 よっしゃ、任せとけって顔です。
 この絵だけで、会話が成立しているってところが、絵本のいいところですね。



 がたんごとんがたんごとん
 機関車は、哺乳瓶をいちばん後ろの貨車に乗せて走ります。
 顔が少し、やわらかくなっています。
 哺乳瓶の顔も、口角がますますあがっています。
 動きを表す記号はまったくありませんが、動いていることは感じ取れます。
 漫画とは、このあたりちょっと、違うかもしれない。

 頁をめくりますと、つぎに現れたのが、コップとスプーン。
 これもでかい!
 ていうか、哺乳瓶もコップもスプーンも、どこへ行くつもりなの?!
 ちょっと散歩ってわけでもなさそうですが。
 コップの方は、愛敬を振りまいていますが、スプーンの方はちょっと取り澄ましています。
 機関車は、また、任せとけ! って顔になります。

  

 こんなふうに、身近な道具や果実などが、次々と機関車に乗り込んでいきます。
 この絵本を読み終えたら、これらの道具や果実たちが、子どもたちを出迎えてくれるかな。
 
 子どもたちは、家にある小物を観察したり、あれが機関車で引っ張られるとしたらどうなるだろう、なんて想像したりするでしょうね。

   機関車というと、京都にある「鉄道博物館」を思い出します。
 行ったことはありませんが、機関車が勢揃いしていて、壮観な眺めだそうです。
 夏休みで子どもたちの人気テーマパークのひとつとしても、テレビに取り上げられたことがありますね。



 煙を吐き、しゅっしゅっと湯気を噴く機関車は、ユーモラスでまた力強い。
 「きかんしゃトーマス」が人気なのは、わかる気がします。

 男の子でも、女の子でも、幼い子には、こういう絵本は面白いかも知れません。
 機関車が最後に乗せたのがなにかは、ナイショです。

 あすにゃん
  猫とお菓子と広島がすきです!
 漫画家の たらさわ みちさんと 仲良しです。
 
 
  

スポンサーリンク