『だるまちゃんとてんぐちゃん』

これから紹介するのは『だるまちゃんとてんぐちゃん』(加古里子)。加古氏のなまえだけでぐっとくる皆さんも多いはず!小さな頃に読んだ記憶があるでしょう。あれ、ない?オレンジ色の鮮やかな絵本で、仲良しのだるまちゃんとてんぐちゃんが、てんぐちゃんの珍しい持ち物を巡って「あれ、ほしい!」「これほしい!」とだるまちゃんのお父さんにねだります。だるまちゃんのお父さんはたまには素っ頓狂なものも作り出しますが、かわいいだるまちゃんのために実によくアイディアをつくすのです。男の子をお持ちのおとうさんならば大抵似たようなことをしたんじゃないかな、と思います。

だるまちゃんとてんぐちゃん
加古 里子
福音館書店
1967-11-20


男の子みたいな女の子

私は男の子のような女の子だったので、だるまちゃんのお父さんよろしく「あれ作って!」「○○君みたいなあれがほしいよー!というだるまちゃん具合でした。亡父もものづくりが好きだったので「どれー、どんなの?絵書いてごらん」と私の拙い絵を元に色々なものを作ってくれました。とっても感謝してます。

色々な本を読み聞かせしてくれたのも、主に父でした。私はちょこまかしていたにもかかわらず、布団に入ると本だけはじーっと聞いていました。おっとりしている妹は読み聞かせが始まると爆睡していました。おかげが私は本が好きになり、もっと読んで!とせがむようになりました。

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とにかく父とはよく遊びました。ドライブに行き、私の好きな曲を一緒に歌ったり、バイクに乗せられて山まで行って山菜採りをしたり、「砂湯」という掘ると温泉が出て来る場所では楽しくて楽しくて「まどか、帰らない!」宣言をして両親を困らせたものでした。多分ですが、あの頃の私、可愛かったんでしょうねぇ。何をしても大喜びしてまいしたもの(多少照れる)。

小さな自分と亡父の思い出

そう、『だるまちゃんとてんぐちゃん』!これを読むと小さかった自分と、温かき目線の亡父が浮かんでくるんです。亡父は58歳で亡くなりましたが、あっちの世界で私たちが来るのを待っててくれるかな、と思いますが、きっとダメでしょう。一人遊びも大好きな人だったので、こちらが見つけ出さない限りダメだろうなぁ。

そんな『だるまちゃんとてんぐちゃん』は寝る前の読み聞かせにもいいし、おひさまの当たるベランダでおとうさんとふざけあっこしながら読むのにとても良い本だと思います。だって私はいつまでたっても亡父に読んでもらったこの本を忘れていないから。読んだことがない人は読みましょうね!絶対ですよ!

だるまちゃんとてんぐちゃん 英語版/CDつき
加古 里子
チャールズイータトル出版
2005-12
英語版CD付きが!

この記事を書いた人

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madokajee

旅と音楽と本が好き。別名義でWebライターとして活動中。
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