基本的に一人旅が好きな話はずっと前に散々書いた。それは国外でも国内でも同じで、余程のことがない限りは一人でふらっと出かけて、その土地を気ままに散策するのが楽しい。この楽しみの中には各地のゲストハウスに泊まることも含まれている。ゲストハウスは楽しいのだ。

ゲストハウスにハマった理由

実は国内限定だが、それなりのお値段のする高級ホテルもかなり泊まり歩いた。高級ホテルなのでもちろん居心地は折り紙付きだ。しかし、国外をふらふらするようになってからは、国内で旅をする時もゲストハウスに泊まるようになった。

国内ゲストハウスに最初に泊まったのは京都。その時は仕事がらみで出かけて、なるべく宿泊代金を浮かすために泊まったのだが、そこで大宴会が催された。みんなで飲み物や食べ物を持ち寄り、大盛り上がり!日本人、イギリス人、ドイツ人、スペイン人、香港人が無礼講で飲みまくった。翌日、半数近くが二日酔いになるほど飲んだ。これが面白かった。

それからは知らない土地に行くことになると、まずその土地のゲストハウスをチェックして、ここが良さそうだ、という所を見つけ出して宿泊するようになった。もちろん、どこでもどんちゃん騒ぎが起きるわけではないが、個室ではなくドミトリーに泊まるとお互いに言葉を交わすようになる。他の国の女の子の恋バナに相槌を打ちながらビールを飲むのも良いものだ。観光シーズンではない観光地でドミトリーにぽつんとひとりぼっちだったのも貴重な体験だ。

また泊まりたくなる良いゲストハウス

『日本てくてくゲストハウスめぐり』には各地のゲストハウスでの体験がマンガで描かれている。他にもゲストハウスとは何か、ゲストハウスの一般的な間取りやゲストハウスを楽しむコツなども書かれていて、ゲストハウス初心者にも心強い一冊だし、ゲストハウス常連者はその魅力が再確認できるだろう。



ちなみに松島むう氏が実際に訪れて心地よかった宿も載っている。私がとてもお世話になった長崎のゲストハウスもあり、一人で「そうだろう、そうだろう」と納得した。とても温かくもてなしていただいて、毎晩お酒を飲みながら色々な話をしたのはいい思い出だ。そう、良いゲストハウスというのは「その土地に行くならまた行きたい!」と思わせてくれるのだ。

最近はかなりおしゃれで個性的なゲストハウスもどんどん増えているので、ホテル泊まりにマンネリを感じたらゲストハウスにチャレンジしてみては?また新たな楽しさがきっと待っていると思う。

読んだら行こう!

この本はいわば予習のための一冊。なのでどこかに旅行しようと思い立ったら、のんびりと自室で本を眺め、狙いの宿を見つけたら予約して、部屋を飛び出していって欲しい。本当にゲストハウス泊まりは楽しいよ!

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          撮影:madokajee
              

この記事を書いた人

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madokajee

旅と音楽と本が好き。別名義でWebライターとして活動中。
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