パリのエマ (世界傑作絵本シリーズ)
クレール・フロッサール
福音館書店
2017-06-07

「パリのエマ」 福音館書店 クレール・フロッサール

   今回の絵本は、英語しか出来ないエマというスズメが、フランスにいるいとこのアメリのところまで行って、フランスを観光する話です。

 ところで、フランスというと、なにを思い出しますか?
 セーヌ川。エトワールの凱旋門。ベルサイユ宮殿。
 マロングラッセ。シャンパン。エスカルゴ。

 そういうグルメな話は出てきませんが、大道芸をしながらフランスのあちこちを、挿絵付で紹介しているので、NHKーBSの「世界ふれあい街歩き」的雰囲気はすごく出ています。




 動画は本文とは関係ありません。


 主人公エマは、英語はどこでも通じると思っているようで(笑)、通じないことにがっかりし、なけなしのお金を払ってフランス語の辞書を購入、語学勉強をします。
 スズメがお金を持っているかなんてツッコミは、ナシにしましょう(笑)

 一生懸命、勉強したのに通じないので、おなかも減るし、どうしようと思っていたら、しろねこがお金を落とします。
 エマは、このお金をどうしたでしょう。

 さりげなく続きを書いてありますが、危機にあってそれでも勇気を持って行動するということの大切さを、ここでは感じることが出来ます。
 なにしろ、相手はねこですからね!
 
  ひとに親切にすることで、人から親切にされる、という図式は、日本ではおなじみですが、外国では貴重な体験なのです。相手は、なにを考えているかわからない外国人だという意識は、当然あるでしょうし。

 しかし、目の前の誘惑よりも、困っている人を助けるという義侠心が、エマを救いました。
 その後、エマは、いとこのアメリと合流。
 大道芸人の彼女と一緒に、1週間、大道芸をして過ごします。
 この大道芸が、いちいち楽しそうなんですよね。


suzume




 月曜には、あんなことをした……。
 火曜には、こんなことをした……。
  例の、しろねこのダンスパーティーにも参加したり、綱渡りをしたりと、エマは大活躍です。
 日曜日はキリスト教の休日なので、教会にでも行くのかなと思っていたら、意外と遊びに徹していました。
 西洋人も、変わりましたねー。
 
  パリに興味があるお子さん、テロは怖いけどパリに行った気になりたいひとには、もってこいの絵本かもしれません。

 あすにゃん
  猫とお菓子と広島がすきです!
 漫画家の たらさわ みちさんと 仲良しです。

 

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