前回の記事の続きで、アルバム『True』について。から、いわゆるラルク黄金期へと。


・全曲が名曲!ヴィジュアル系好きにもヴィジュアル系嫌いにもそんなもんどうでもいい人にもおすすめるぞ!4thアルバム『True』

True
Ki/oon Music Inc.
2014-04-15


このアルバムは全曲が好き、と前回書きましたが、全曲がポップでキャッチーです。以前にもそういう側面がなかったわけではないけど、ここまで振り切ったのは今作が初めて。

オシャレで幻想的な『Caress of Venus』、後のVAMPSの活動の原型のひとつとも言えそうなアグレッシブな曲『Round and Round』、唯一sakuraさんが作詞した全編英詞のダークな曲『good morning"Hide"』、とアルバム曲もバラエティーに溢れつつとっつきやすい。大衆性をギリギリで帯びた独自性のバランス(オタクはすぐこういう言い回しをする)が非常に良い味を出しているのですが、シングル曲『Lies and Truth』はオシャレポップの極致だし『flower』は幻想世界に住む美男子hydeさまのセクシーさが溢れなおかつ歌詞は何気に強く健気で情けない男心な不朽の名曲。

flower
Sony Music Labels Inc.
2014-09-17


この『flower』、男子と女子とで確実に捉え方が全く異なってくる歌詞だと思う。リンクをここに付けておくから読んでみてくれ。どうせヴィジュアル系だろ?とナメている人にこそ見ていただきたい。見ていただいてわかんなかったらそれで良いです。価値観が合わないんだ。あなたとは結婚できないんだ(なんで結婚前提なんだ?)。で、これを美男子hydeさまが歌うとサマになるのだけど、一般人が歌うとただの(自重)・・・カラオケで幾度そういう思いをしてきたことか・・・自分も含めてな、うん・・・多くは語るまい。

風にきえないで
Sony Music Labels Inc.
2014-09-17


さて、もうひとつのシングル。上記2作よりも前の作品で、毎度のようにベストアルバムから収録漏れし、最近のライブでもあまり演奏されないとのことで少し影が薄い『風にきえないで』。   

初のトップ10入りを果たした曲。そして実は、たくさん存在するラルクのヒットシングルの中で、個人的に一番好きなのがこれです。ラルクの全曲でもトップ10に入るくらい好き。個人的ラルクのトップ10なんてしょっちゅう変わるけど、これはいつでも最低でも7位らへんまではランクインしている。

「虹色に輝く素敵な瞬間(とき)だから」というhydeさんの絶唱からもうヤバイ。毎回hydeさんのことばかり注目していますが、実は自分、基本的に推しメンとか本命とかいう存在を抱かないのですが、ラルクに関しては割りとhydeさんオタなんだと思います。ソロ活動で唯一ちゃんと活動を追っているのもVAMPSだし。

歌詞に自身のバンド名「虹」を初めて冠した曲で、夏が始まるちょっと前、ブームが起きるちょっと前の、どうなるかわからないけどなんか楽しみ、っていう躍動感が素敵。後半の「もういいよ もういいよ I'm always knocking on your door」のファルセットとかもうね、震える。このドアをノックしている相手が「もうひとりの僕」なんだから。恥ずかしながら、この歌詞で泣いたことある。いつかは秘密。


・優しくて内省的なラルク。5thアルバム『HEART』

HEART
Ki/oon Music Inc.
2014-04-01


sakuraさんの不祥事と脱退、それに伴う約1年間の活動休止を経て、ドラムがyukihiroさんに交代してから初のアルバム。前作『True』以上に大衆的というか、とっつきやすい内容になりました。ここから、大ヒットシングルを連発する黄金時代に突入。

『Shout at the Devil』はオーソドックスに中二病な歌詞とオーソドックスにハードロックな演奏が最高にわかりやすくて大好き。ライブではアメリカンハードロックバンドMOTLEY CRUEの同名曲のフレーズを挟みながら演奏されたこともあり。当時ダイハツ・ムーヴカスタムのCMで流れていて、一気に心を掴まれました。CMの海外っぽいCGアニメ(今にして視るとショボいんだが)との融合もカッコ良かった。

ドイツを訪れた際に思い付いたという『fate』は、シングルとして出してもミリオン狙えたであろう名曲。泣きメロ炸裂。続く軽快なラブチューン『milky way』で日本に帰ってくるような流れが楽しい。

ただ、個々の曲はすごく綺麗で好きだし各メンバーの個性も表れているのだけど、なんだろうなあ、前作の勢いから、少し内省的になった感じ。もちろん不祥事による事情もあるのだけど。だからファンの方に怒られるかもわからないけど、後の代表曲のひとつとなり、バンド名を冠した『虹』も実はそこまで好きじゃない。綺麗な曲だとは思うけど。


・大衆的な集大成としてのラルク。6thアルバム『ark』

ark
L’Arc~en~Ciel
キューンミュージック
1999-07-01


ノリに乗って、1999年の7月、いわゆるノストラダムスの大予言の月にアルバム2枚を同時リリース。その片割れ。ノストラダムスの大予言、自分は割りと本気で信じていまして、世界滅亡だというのに政府は地域振興券など配っとる場合か!と勝手に憤っておりました。まあノストラダムスの大予言って現在の暦にすると8月中旬だとか、予言書に記されていたのは「何かが起こる」ということだけで別に世界滅亡とは言っていないとか、色んな説があるらしいですが。

で、同時発売された2枚『ark』『ray』のうち、こちらは大雑把にいえば「明るい」作風。大衆的ラルクの完成形。

冒頭の『forbidden lover』は悲愴感あふれる名バラードですが、前半は『Driver's High』『HEAVEN'S DRIVE』『DIVE TO BLUE』とスピード感のあるヒットシングル連発。大人しい後半はなんとなく物足りなく感じてしまいますが、日本では上記シングルほど目立たない存在だけどベストアルバムの人気投票で海外からの支持が厚かったラストの『Pieces』はとても綺麗な曲。ぶっちゃけ、個人的にラルクのアルバムのラスト曲って凄く良いと思うか退屈と思うかで極端に分かれるのですが、これはかなり好きですね・・・『White Feathers』の次に。

紹介したの全部シングル曲ですが・・・。うん。シングルカットしすぎた感があるかも。2枚同時リリースは、前年からのリリースラッシュ曲を全部1枚に入れちゃうとほとんどベストアルバムになっちゃうから、という配慮だったそうですが、それでも。

ラルクらしい妖しいへヴィチューン『Butterfly's Sleep』と、可愛らしく美しいポップソング『What is love』は好きだけど・・・。断然、『ray』の方が好き。

ということで、次回は『ray』から。

ray
L’Arc~en~Ciel
キューンレコード
1999-07-01



この記事を書いた人


プラーナ

henkou_ver


サブカル中二病系。永遠の14歳。大人のお子様。 

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