ぷらすです。
今回ご紹介するのは 緑川ゆきさんの短編集『蛍火の杜へ』ですよー!
表題にもなっている「蛍火の~」は、妖怪と人間の交わる緑川さんの代表作「夏目友人帳」の原点とも言える作品です。



「夏目友人帳」


漫画家、緑川ゆきさんの代表作と言えば「夏目友人帳」

幼くして両親と死別してしまった少年、夏目貴志は祖母レイコ譲りの体質と協力な妖力で幼い頃から妖怪が見え、それが原因で親戚の間をたらい回しにされるんですが、祠に封じられた妖怪斑(まだら)や、引き取ってくれた藤原夫妻、高校での友人たち、祓い屋などとの出会いと触れ合いの中で、少しづつ成長しながら、レイコから受け継いだ「友人帳」に書かれた妖怪の名前を返していくという物語。

『LaLa DX』(白泉社)2003年7月号で初出。同誌2005年1月号から読み切りのシリーズとして隔月連載され現在は『LaLa』で連載中。コミックは21巻まで発刊されている大ヒットマンガで、2008年にアニメ化されて以降、不定期ながらシリーズとして6期まで放送されています。

「蛍火の社へ」


そんな「夏目友人帳」の原点とも言えるのが本著の表題でもある短編「蛍火の社へ」です。
赤ん坊の頃森に捨てられ、山神様の力で生き存えている少年ギンと、森に迷い込みギンと出会った6歳の少女蛍のラブストーリー。
2002年に『LaLa DX』(白泉社)7月号に読み切り作品として掲載され、今でもファンの間では人気の高い作品で、2011年には劇場アニメ化もされた緑川さんの傑作短編です。

出会った時から少年のまま(高校生くらい?)のギンと、ギンに追いつくまでに成長した蛍は、お互いに惹かれあいながらも、ギンが「人間に触ると消滅してしまう」ために触れ合うことが出来ないんですねー。
種族? の違う二人は流れる時間も違うし、目の前にいるのに触れることすらできない。

そんな淡く切ない二人のラブストーリーを、緑川さんは独特の繊細で透明感のある絵と視点で美しくも優しい物語に描き上げています。

そして人間と人ならざるものの物語は、「夏目友人帳」へと引き継がれていくんですね。

ちなみに本著に収録されている作品は、「蛍火の~」を含め4作。

事故でギターを引けなくなってしまった少年と、そんな彼に恋をした少女を描いた「花唄流るる

大金持ちの御曹司だけど孤独な少年と、彼を影から守るため忍者になることを決めた少女の物語「くるくる落ち葉

両親の離婚で離れ離れになった兄妹の恋を描いた「ひび、深く

それぞれテイストは違いますが、どの話も緑川さんらしい繊細で透明感のあるラブストーリーですよ。

興味のある方は是非!


この記事を書いた人 青空ぷらす

今日見た映画の感想(映画感想ブログ)
note(その他、色々書いてます)




スポンサーリンク