「サマータイム・ブルース(Summertime Blues)」はエディ・コクランの名曲。1958年に発表された曲だ。数多くのミュージシャンにカバーされた。古くはザ・ビーチ・ボーイズ、ザ・ベンチャーズ、ザ・フーなど。日本ではRCサクセションが代表だろうか。そんなカバー曲をいくつか紹介する。決してオススメ!ではない。偏見と趣味で集めたので文句はなしでよろしく。



The Who(ザ・フー)

これは省けない。1970年、『ライヴ・アット・リーズ (Live at Leeds)』に収録されている。何といっても原曲のリズムをぶっ壊した。これ以降、「サマータイム・ブルース(Summertime Blues)」はThe Who(ザ・フー)バージョンのカバーが加わった。カバーのカバーだ。日本なら、子供ばんどやギターウルフがその流れにある。どちらもカッコイイ!

ライヴ・アット・リーズ+8
ザ・フー
USMジャパン
2010-11-24


ジョーン・ジェット(Joan Jett)

ギターを持つ立ち姿だけで惚れてしまうジョーン・ジェット。1981年、『バッド・レピュテーション』のCD版(ボーナス・トラック)に収録されている。1981年といえばジョーン・ジェットがバカ売れした『アイ・ラブ・ロックンロール(I Love Rock 'n Roll)』が発売された年。リズムはThe Who寄りで、正統派のロックンロール!に仕上がっているのがたまらなくカッコイイ!

Bad Reputation
Joan Jett
Blackheart Records
2006-06-13

※このバージョンには「Summertime Blues」が入っていないみたいなんだよね……?

デボラ・ハリー(Deborah Harry)

映画『恋に焦がれて』の挿入歌?……うーん観たような記憶があるんだけど……思い出せない。1992年でジュリエット・ルイス主演?……うーん『ギルバート・グレイプ』や『ナチュラル・ボーン・キラーズ』の時代だよね……観ていると思うんだけど……自信がない。リズムや雰囲気は完全にエディ・コクラン。それでもアンニュイな空気があるのはさすがデボラ・ハリー。そういえばデボラ・ハリーもいくつかの映画に出演していたような気が。ディヴィッド・クローネンバーグ監督の『ヴィデオドローム』しか覚えてないけれど。まあ、何をやってもデボラ・ハリーはカッコイイ!

RCサクセション

これも入れておかないとね。1988年、『COVERS』。いろいろな参加者がいたけれど、「サマータイム・ブルース」は泉谷しげるがうるさい。まあ、それだけ存在感があるとも言える。リズムはエディ・コクラン。このアルバムの中では「明日なき世界」が絶品だ。そう思っている。高石ともや(バックの演奏はジャックス)のカバーが元(作詞にもクレジットされている)なんだけど、淡々と歌う高石ともやの声が辛辣で最高にカッコイイ!

カバーズ
RCサクセション
USMジャパン
2005-11-23


坊や大きくならないで 高石友也 フォーク・アルバム第3集(+4)
高石友也
ビクターエンタテインメント
2006-01-21

※おまけとして「明日なき世界」が収録されている高石ともやのアルバム


「サマータイム・ブルース(Summertime Blues)」をカバーしたミュージシャンは他にも多くいる。検索したらWikipediaにジョーン・ジェットが載っていなかったもんね。アマチュアまで含めたら、とんでもない数になるんだろう。カッコイイ曲は、いつまでも残っていって欲しいと思う。リスペクトだよね、リスペクト。最後もこれで締める。カッコイイ!


この記事を書いた人

yosh.ash

文章と音楽。灰色の脳細胞です。
*Respective Colours* Organizer
Respective Colours *Magazine*  twitter  


スポンサーリンク