創元SF文庫から発売されているロシアの古典『ドウエル教授の首』。旧ソ連で最初の専業SF作家と言われているアレクサンドル・ベリャーエフの小説だ。書かれたのは……1926年……約90年ほど前になる。1984年には映画化もされている。

ドウエル教授の首 [DVD]
オリゲルト・クロデルス
アイ・ヴィ・シー
2003-05-25






ジュブナイル

小学校の時、よく読んでいたのはSFと怪奇もの。おそらくはじまりは「あなたの知らない世界」の再現フィルム。新倉イワオさんの声はトラウマだね。この人と、中岡俊哉さんはその名前の活字見ただけでも怖いっていう感情が湧き出てくる。とするとパブロフの犬か。

それからは少年少女向けの本を集めていた。いわゆるジュブナイル。今はもう死語だね。ジュニアチャンピオンコース(学研)、ジャガーバックス(立風書房)、少年少女講談社文庫(講談社)あたりかな。

特に印象に残ってるのはジュニアチャンピオンコース。これ、ほぼ全冊持ってたもんな。あとはジャガーバックスの「世界妖怪図鑑」と「日本妖怪図鑑」。子ども向けとしては名著だと思う。表紙の絵が見れない友だちとかいたもんね。

まあ、このあたりで怪しげなオカルトの土台ができたんだろう。あと、少年少女講談社文庫。ふくろうの本。そう、「宝島」「地球最後の日」なんかはこれで読んだ。それに「耳なし芳一」「猿の手」「開いた窓」なんかの入った短編集もこれ。

『生きている首』

「生きている首」は小学校の図書館で読んだ。何回も借りた。おそらくSFというジャンルをはじめて知った本のような気がする。エスエフ少年文庫(岩崎書店)なのかな。ちょっと調べてみたけど、確証はない。いつ、消えてしまったのか分からないが「翻訳作品集成(SF/Mystery/Horror Translation List)」って便利なサイトがあったんだけどな。

当時は作者さえも覚えていなかった。他に読んだ本もそうだ。今になってちょっと気になる。もう一度読んでみたいな……とか。表紙とか挿絵とか見てみたい。ちなみにこの題名はジュブナイルにありがちな意訳なんだろうね。でも、なかなか的をえている。


いきている首 [冒険ファンタジー名作選(第1期)]
アレクサンドル ベリヤーエフ
岩崎書店
2003-10-15


※検索したらこんな本が……でもこんなポップな感じではなかった……

『ドウエル教授の首』

創元SF文庫の『ドウエル教授の首』は持っている。Amazonの発売日を見ると1969年。手元にあるのはそんな昔の本ではない。10年と少し前ぐらいに文庫本が復刊したんだよね。本屋で見つけたときはすぐにレジへ走っていった。いつ、絶版になるかわからないから買えるときに買っておかないと後悔する。

十数年ぶりに読み返したら、当然、あの頃と印象は違うんだけど、話の中身も微妙に違うのだけれど、SF、オカルトというより科学啓蒙って感じがしないわけではないんだけど……まあ、いいっか……すっかりストーリーが消えていることに気付いた。そんなものなんだろう、きっと。幼いころの記憶なんて、そういうもの。

あの頃、読んでいた物語の記憶はどこに消えたのか……不思議といえば不思議だけどね。


ドウエル教授の首 (創元SF文庫)
アレクサンドル・ベリャーエフ
東京創元社
1969-01-25




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yosh.ash

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