生まれて初めて出会った科学本を思い出してみた。UFOとか超能力とかではない本流の方の科学。夏休みだしね。で、思い出したのは『ロウソクの科学』(マイケル・ファラデー)。小学校の図書室に置いてあった。本を手に取ったのは小学校の5年か6年のどちらかだ。なんか小難しくて読み切るのは大変だったような記憶がある。ちょっとした背伸びだった。

ロウソクの科学 (岩波文庫)
ファラデー
岩波書店
2010-09-17


おそらく内容の半分も理解していなかったんだろう。理解できるような知識も読解力もなかった。この系統の本として挙がるのは、もしかするとシートンの「動物記」やファーブルの「昆虫記」あたりかもしれない。でも、印象に残ってるのは『ロウソクの科学』のほうになる。

ロウソクの科学 (角川文庫)
ファラデー
角川書店(角川グループパブリッシング)
2012-06-22


※角川文庫より岩波文庫のほうが高尚な雰囲気……表紙ひとつでイメージは変わるもんだよね


その前の科学のはじまりはきっと「科学と学習」(学研)の「科学」だ。実験とか楽しいもんね。いろいろな付録がついていて、これを組み立てたりするのが楽しかった。最新の「科学」を手に入れたときには自分の部屋が雑誌の残骸で散らかっていた。アリの巣つくったりしたのはたしかこの付録がきっかけだった。

小学校低学年のとき、いちばん好きな科目は断然「理科」だったんだよね。科学大好きっていうか、学校で習う科目のなかではいちばんワクワクしていた。数字に対しても抵抗感ないタイプだった。買い物のおつりの計算なんかは喜んでしていたし、クルマのナンバーみて計算してしまうような小学生だった。

文系・理系っていう分け方、あまり好きじゃないんだけど(なんか、おまえは右脳か左脳のどっちだみたいな感じがして)。まあ、どちらかといえば理系かな……って流れがこの本を読んでたあたりの小学校高学年で決まったような気がする。


ロウソクの科学
マイケル・ファラデー
2015-10-24


※ペーパーバックの表紙に近いKindle版……翻訳の評価が良くないようで


はじめての科学本。もう少し正確に書いてみる。初めて自分で選んだ科学本だ。それ以前は親や学校の先生などに与えられたものだった。自分の意識で初めて手に取った科学本が『ロウソクの科学』(マイケル・ファラデー)になる。こういう本って、一生、忘れないような気がする。本の中身は忘れてしまってもね。読んだという記憶は一生、残る。これは科学本に限らない話だ。

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yosh.ash

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