ぷらすです。
今回はニューヨーク出身の映画監督マーティン・スコセッシ作品の中から、僕が大好きな3作品をご紹介しますよー!
今年の始め、日本の隠れキリシタンを題材にした遠藤周作原作の「沈黙」の映画化でスコセッシ監督の名前を知った人もいるかもですが、「タクシードライバー」や「レイジングブル」など数々の名作・話題作を送り出したベテラン名監督ですよー!

ウルフ・オブ・ウォールストリート





2013年(日本では2014年)公開。
投資詐欺とマネーロンダリングを中心とした経営で年収4900万ドルを荒稼ぎし、ウォール街で「ウルフ」と呼ばれたジョーダン・ベルフォートの自伝を元にした伝記コメディーです。
主役のジョーダンをレオナルド・ディカプリオが演じたことで話題になったので、観てなくてもタイトルはご存知という方も多いんじゃないでしょうか。

作品が長いことでも有名なスコセッシ作品ですが、本作はなんと179分
ほぼ3時間! 
正直、観るのにまぁまぁ覚悟のいる長さです。

ただ一回観始めれば、テンポの良い編集とノリノリな音楽、そして主演のディカプリオのやりすぎにも思える熱量の高い演技に圧倒されたり思わず笑ったりしているうちに観終わってしまうので、そんなに長い感じはしないんじゃないかと思いますよ!

内容的にも、不謹慎で最低な主人公の最低すぎる言動の数々に呆れながらも、道徳観なんかクソくらえっていう抜けのいい展開やジョーダンの「しぶとさ」は、観ていていっそ清々しい気持ちになるんですよねー! いわゆる悪党が主人公のピカレスクロマンというジャンルの系譜にある作品ですが、悪党を描かせたらピカイチというスコセッシの本領発揮な一本です!

ヒューゴの不思議な発明




2011年(日本では12年)公開の作品。
ブライアン・セルズニックの児童向け小説『ユゴーの不思議な発明』を実写映画化した作品で、パリモンパルナス駅の時計台に隠れて暮らす孤児ヒューゴ冒険をファンタジックに描いたジュブナイル作品でもあります。
また、時計職人で博物館職員だった父が遺したゼンマイ式のからくり人形を通して謎を解いていく作品でもあるんですね。

同時に本作は『映画の父』ジョルジュ・メリエスの人生を追う物語でもあり、シネフィル(映画狂)としても知られるスコセッシにうってつけの作品と言えるんじゃないかと思います。
作中、(再現とはいえ)ジョルジュ・メリエスの映画作りの舞台裏が観られるので、映画好きな人もそうでない人も、大人から子供まで楽しめるエンターテイメントになっていますよー。

グッド・フェローズ




1990年公開のギャング映画で、スコセッシの代表作です。
作品の時間は145分と少々長めかな?

1955年から80年のニューヨーク・マフィア界で生きたヘンリー・ヒルという実在の男を題材とした作品で、ニコラス・ピレッジのノンフィクション『Wiseguy』が原作の伝記映画。
ニューヨーク生まれで、身近にギャングがいたスコセッシだからこそのニューヨークギャングの暴力や暴力に至る流れ、身も蓋もないギャングの実態などのリアリティーが、年代毎のヒット曲に乗せてテンポよく描かれます。

主演は盟友ロバート・デ・ニーロ。油の乗り切ったキレキレの演技は単純にカッコイイんですよねー。
そして、本作で異彩を放っているのが、「ホーム・アローン」のコソ泥役でお馴染みのジョー・ペシが演じるトミー。
「ホーム・アローン」の間抜けで憎めない泥棒とは真逆な、もう絶対近づきたくない超怖ーーーーーいギャングを演じていますよ!(こちらの方が本人に近いらしい)

ギャング映画の金字塔といえばコッポラの「ゴッド・ファーザー」ですが、個人的には本作の方が好きだったりします。

というわけで、個人的にオススメしたいスコセッシ作品3作でしたー!
スコセッシ作品には興味があるけどどれを見ればいいの? と悩んでいる人は、とりあえずこの3作から始めるといいんじゃないかなーなんて思いますよー!

ではではー(´∀`)ノ

この記事を書いた人 青空ぷらす

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