出版不況が叫ばれる昨今、マンガ雑誌の売り上げも低迷しているとのことですが、かつては200万部を売っていた週刊少年サンデーも30万部台にまで数字が落ち込んでしまっているとのこと。産まれて初めて自分のお小遣いで買ったマンガ単行本は『名探偵コナン』の第5巻です(どうして5巻から買ったのかはよくわからん)し、まあ色々な黒い噂も飛び交っていますが、ドラえもんやコナンやミニ四駆に出会わせてくれた小学館さんを憎む気にはなれない。というわけで、今回は「サンデーで面白いと思うマンガ」を紹介したいと思います。



・現実をもとにつくったマンガが新しい現実になった。『ガンバ!Fly High』


『ガンバリスト!駿』というタイトルでアニメ放送もされていた長期連載作品。アニメは自分の地区では『名探偵コナン』と同じ月曜日の19時台に放送されていて、ガンバとコナンと『世界まる見え!テレビ特捜部』を連続して視聴して「さっさと風呂はいれや」と親に言われるのがお馴染みでした。原作をちゃんと読んだのは、それから10年以上も後なのですが、思い出補正抜きにしても、かなり綺麗にまとまった良いスポーツマンガだと思います。

元オリンピック金メダリストの森末慎二さんが原作であり、作中にはかなり派手な大技も出てきますが、物理的に実現不可能なものはないらしく、実際に後に現実の体操選手が成功させたものも存在します。

内村航平選手の愛読書として、ここ数年で再評価されているそうですが、森末さんの願いは「サンデーでこのマンガを読んだ少年が体操に興味を持って、将来のオリンピック金メダリストになってほしい」というものだったそうです。その願いは見事に内村選手によって叶えられました。

・柔道もいいけどラブでコメるのが大事。『いでじゅう!』



あんまり汗をかかない、ゆとり世代な柔道部のマンガ。ゆとり世代なので、部室で飯を食いながらエロ本を読んだりとか、ちょんまげが意思を持って個の生命体となり喋ったり(佐藤浩市さんに似ているらしい)とか、階級の概念などもはや関係ないレベルでデカい人が出てきたりとか、たまにラブコメったりとかします。いや、たまにじゃない、最終的にはラブコメなんだったこれ。

メインの柔道部員のキャラクターがいちいち濃ゆくて楽しいです。いちおう練習はしているし、大会などの描写もあるけども、心に闇を抱えるお笑い好きなヒロインの森さんと地味すぎる主人公の林田とのソワソワしたやり取りをはじめとして、作中で自然発生するカップルに萌えることの方が大事なマンガ(なにそれ)。

上述の「意思を持ったちょんまげ」は「チョメジ」という名前のキャラクターなのですが、LINEスタンプも出ています。 このスタンプでも窺えるとおり、なぜかやたらと男前なキャラです。


・擬人化美少女(と犬)しかいない。『やおよろっ!』



やおよろずの物体や現象を「美少女」に擬人化したマンガ。擬人化・・・多少なりとも絵心のあるオタクは一度は興味を抱いたことがあるのではないでしょうか。pixivなどのイラスト投稿サイトやTwitterなどでも、神絵師さんの素晴らしい擬人化イラストがたくさん見受けられます。ありがとうございます。

このマンガもそういった擬人化マンガです。海も空気も美少女なのです。いや、海とか空気なんかまだヌルいです。「昭和ちゃん」が出てきた時は、そこまでやるか!と感動すら覚えました。正直、はじめの方はナメてかかって読んでいました。擬人化なんてありふれているだろうと。でも、読んでいくうちに「その発想はさすがになかったわ」と唸らされる次第。

森羅万象のすべては美少女。美少女以外にいるのは、ページの柱にいる犬くらいなんじゃないかな。なんで犬いるんだろ?わかんないけど・・・まあ、いいんじゃない?犬いても。



この記事を書いた人


プラーナ

henkou_ver


サブカル中二病系。永遠の14歳。大人のお子様。

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