コロコロコミック。

ええ。あのコロコロですよ。ミニ四駆とかベイブレードとかのおもちゃ情報や、どうしようもないくだらない下ネタが満載の、昔も今も小学生男子のお友達。


・華やかなタイアップ作品の多い中で・・・ひっそりと。

そのご多分に洩れず、自分も小学生の頃はコロコロコミックが発売される15日になると450円(当時の価格)を握りしめて近所の書店に行き、購入後の1ヶ月間ずっと貪るように読み耽り、応募してもいない懸賞の当選者発表欄(当時はまだギリギリ個人情報などが緩い時代)にまで目を通していました。

コロコロアニキ 1号 [雑誌]
こしたてつひろ
小学館
2015-06-15


第2次ミニ四駆ブーム真っ只中であり、ゲームボーイソフトの初代ポケモンが大ヒットしていた頃なので、ミニ四駆を題材にした『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』と、ポケモンが題材ではあるもののピカチュウは脇役扱いでピッピが主役のギャグ漫画『ポケットモンスター』が2大巨頭で、ゼリー状のウンチ(あんまりリアルに想像したくねーな・・・)が登場する下品なことしかしないギャグ漫画『学級王ヤマザキ』が当時の人気作品でした。

そんな中で、『バーブー赤ちん』『ほっとけ!コジゾウくん』といったギャグ漫画も載っていました。それらの作者こそが、1980年代後半に『つるピカハゲ丸』を大ヒットさせた、のむらしんぼ先生です。
 


 自分の記憶が定かなら、確かハゲ丸くん、1999年ごろに少しだけ復活していたはず。お馴染みのつるセコなネタだったけども、100円ショップがそう珍しくなくなっていたので「これ100均でなんとかなるよな」みたいに思っていました。湯水の如くお金を使う発想が当然のバブル期だからウケたんだろうなあと。どこもかしこもポイントカードに加盟していてそれを貯める生活が一般的になった現在ではウケないように思うなあ。

・先生ご本人が一番おもしろい!

何も考えずにボーっとコロコロコミックを読んでいた我々の知らないところで、のむら先生は長い低迷期に陥っていました。あれから20年近くが経った現在になって、ご本人の口から語られることに。



ハゲ丸くん以降の作品は打ち切りの連続、かつて稼いだ印税は豪遊生活のせいで全て消えてしまい、現在は莫大な借金を抱え、奥さんとも離婚し子供たちとも音信不通の状態なのだそうです。この自伝的作品『コロコロ創刊伝説』の売り上げが10万部を超えればなんとか返せる額だとのこと。



ぶっちゃけ・・・、赤ちんやコジゾウくんよりも、のむら先生ご本人の方がキャラクターが立っている気がするなあ。

・起き上がり小法師って関西では馴染みないから子供の頃はなんなのかよくわかんなかったんだよなあ、っていうのはさておき

 

「コロコロコミック」という名前の由来は「七転び八起き」なのだそうです。コロコロ読者の子供たちは、長い人生で何度も転ぶだろう。そのたびに起き上がってほしい。コロコロと転がって生きてほしい、という願いを込めて命名されたとのこと。それを読んで、『ドラえもん』のとあるお話を思い出しました。



てんとう虫コミックス第18巻に収録されている『あの日あの時あのダルマ』というお話。のび太のおばあちゃんが登場するお話ですが、かの有名なタイムマシンでおばあちゃんに会いに行くお話ではなく(そちらは第4巻に収録されています)、なくし物を探していたら今は亡きおばあちゃんに買ってもらったダルマを見つけたのび太が、ふと生前のおばあちゃんに言われたことを思い出す、というお話。

 「ダルマさんは偉いねえ。何度転んでも、自分で起きるんだよ。のびちゃんも、何度転んでも、何度も起き上がるんだよ」(原文どおりのセリフではありませんが、おおむねこんな趣旨のこと)

創刊当初のコロコロコミックの最大の売りは「『ドラえもん』が200ページ読める」ことで、ドラえもんのあの丸っこい身体は起き上がり小法師をイメージしたもの。偶然の一致なのか、ドラの経緯を踏まえた上で編集者がそう言ったのかはわかりませんが、前者の方がなんか熱いので、「偶然の一致」としておきましょう。熱くて厚いコロコロコミック。

この記事を書いた人


プラーナ

henkou_ver

サブカル中二病系。永遠の14歳。大人のお子様。


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