新曲 キシリトールガムとタイアップしていることでも話題、ワンマンライブは軒並みソールドアウト、今年に入って注目が集まっているヤバイTシャツ屋さん。昨年の秋にリリースされた1stアルバム『We love tank-top』を今回は紹介いたします。

・Tシャツはともかく経歴がヤバイ。

ヤバイTシャツ屋さん、略してヤバT。2012年5月に結成されました。そして、同年6月に活動休止。うん、たった1ヶ月で活動休止。ネタではなく、公式サイトのディスコグラフィーにそう書かれているのだから、そうなのでしょう。1年後の2013年5月に活動再開、同年6月に活動休止。いやネタじゃないって。だって、公式サイトに・・・。2014年7月に活動再開、それ以降はずっと活動中。

2015年、毎夏定番のロックフェス「SUMMER SONIC」内のオーディション企画「出れんの!?サマソニ!?」にて、Twitter上で大量のリクエストを勝ち得て見事に出演を決めたことから人気に火が点き、一気にメジャーデビュー。ちなみに「出れんの!?サマソニ」は知り合いのライブハウスの店長が勝手に応募したものらしく、バンド本人は全く出る気もなく別にプロ志向でもなかったそうです。まるで「姉が勝手にジャニーズに履歴書送ったら採用された」みたいなエピソード。

We love Tank-top (初回限定盤)(DVD付)
ヤバイTシャツ屋さん
Universal Music =music=
2016-11-02



・無線LANが便利というマインドだけで歌と謎の感動はつくれる『無線LANばり便利』

 

Wi-Fiスポットを見つけてテンション上がる、っていうことだけを歌ったもの。自分もこの前5日間ほど通信制限がかかっていて、このブログの下書きもなかなかできなかったのでわかるぞ、その不便さ。彼らが出演していたテレビニュースで芸人の誰かが「ヤバTは歌詞の共感度だけならミスチル超えてる」とコメントしていましたが、わかるぞ。自分的にも歌詞の共感度だけならB'zの稲葉さん超えてる。あ、ヴィジュアル系に染まる以前はB'zヲタだったりするんですよわたくし。

あと、関西人、それも田舎の方で育った者ならこちらも共感度MAXな歌がこちら。なんか知らんけど、ヤバTの曲って、「曲」じゃなくて「歌」と呼びたくなる。


・地域密着型のヤバT『貴志駅周辺なんもない』


 

猫のたま駅長がいることで有名な貴志駅ではなく(そちらは和歌山県にあります)、大阪府富田林市にある貴志駅の歌。富田林市というのは甲子園の常連校として有名なPL学園があるところで、毎年夏には花火大会が行われるのですが、普段はとても閑静なただの住宅地です。田んぼ多いし道幅も狭いし。 

大阪発のバンドということで注目されている彼らですが、「産近甲龍」とか「天王寺まで(電車賃が)400円」とか、ローカルな内容がちょくちょく出てきて、歌詞カードにはその注釈が書かれています。わざとらしく通天閣とかたこ焼きとか出してこないのがガチ感あっていい。あべのバルカスはめっちゃ高いけど阪急とか京阪からはアクセスしづらいからベッドタウン市民にとってはあんまり縁がないのよな。

・ヤンキーにもオタクにもサブカルにもなれない俺たちの時代が来た、のか?

さて、自分がこのアルバムで最も好きな歌を紹介します。そのタイトルは『DQNの車のミラーのところによくぶら下がってる大麻の形したやつ 』・・・うん、ひどいタイトルだ。いいねえ。


DQNの車にさ よくぶら下がってる
ヴィレヴァンで売ってるアレ 買ってきてよ


DQNの車にさ よくぶら下がってる
大麻の形したアレ 買ってきてよ
DQNに憧れて 買ってはみたものの
匂いがキツすぎて 気分悪いよ


これで一発でヤバTを好きになりました。ヴィレッジヴァンガードで売っているのは知っているのに名称を知らないあたりの、中途半端なサブカルかぶれ加減が最高。心斎橋で中二病くさい服は買いたい、かといってDQN怖いから三角公園の近くにあんま行きたくない、そんな感じの奴におすすめ。誰やねんそいつ(俺や)。

大麻の形したアレの正式名称を知らなかったり、匂いがキツすぎて噎せていたり。この共感度は凄い。無理してマルボロ吸ってゲホゲホ言ってた感じの奴。誰やねんそいつ(俺や)。桜井さんや稲葉さんみたいなエリート男性がこんなん歌っても説得力に欠ける、ミスチルは愛してる人に愛してると言える世界の素敵さを讃える歌が似合うし、B'zは風船爆弾の中で愛を叫ぶ歌が似合う。でもヤバTがやるとどっちもギャグになっちゃいそうだ。だがそれがいい。

ヤバTにはもっと売れてほしい。Mステに出るヤバTを見たい。紅白に出るヤバTを見たい。でもグラミー賞をもらうヤバTとか環境保護をテーマとしたフェスを主催するヤバTは・・・うーん微妙かも。売れても田舎の私大生マインドのままでいてほしい。

あ、このアルバムの1曲めについては、あ・・・字数が(と誤魔化して逃げる

この記事を書いた人


プラーナ

henkou_ver

サブカル中二病系。永遠の14歳。大人のお子様。

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