インドが私にとっての初海外で、バックパッカーデビューした国であることはすでに何度も書いてきた。初海外から延々とお金と時間ができればインドへ行った。もちろん、他の国へ行く選択肢もないわけではないが、これがインド脳というやつで、まずインドを選んでしまう。しかし、インドついでに他の国へ行ったことはあるのだ。今回はネパールでの滞在について書いてみようと思う。

ネパールのポカラへ

そもそも私はインドのアムリトサルというスィク教の聖地へ行こうと思っていたところに、ヴァラナシでつるんでいた友人が「ネパール行こうよ、ポカラ!ヴァラナシからだと行きやすいし一緒に行ったら楽しいよ」とやたらと推してくるのだ。いや、私はアムリトサルへ行く、と何度も言ったが、顔を見ればポカラの魅力について力説する。私はポカラは沈没地である程度の予備知識しかない、と言い返せば「ガイドブックは自分が持ってるし、そこそこの予備知識は仕入れてあるよ。その代わり自分は英語が全然できないから、それは任せる。ちょうどヴァラナシが酷暑に入るからいい避暑になるよ」と説得をされ続け、ついにポカラへ行くことになった。

私が了解したのには大きな理由があって、陸路で国境を越えてみたかったのだ。それからポカラはいろいろな食べ物が美味しいと聞いていたので、インドでの食事に飽きはじめていた私にとっても、非常に魅力的だったのだ。

tumblr_nb5oev76sZ1tkairwo1_1280
 

ポカラまでの道のりは長かった。列車とバスを乗り継ぎ、入国手続きもしなければならない。しかも一緒に向かっている友人がひたすら眠り続けて、見事なくらい何もしない。はっきり言ってまったく使えない。何が情報ならあるだ、と思いながら仕方なく自力であれこれと手続きを済ませたりした。要するに私は保護者としてポカラまで同行したようなものだ。

ポカラで出会った友人たち

しかしポカラに到着し、皆に勧められていたゲストハウスへチェックインすると、これがまた知った顔ばかりで嬉しくなった。きれいな川で遊んで溺れたり、バスを貸し切ってフルムーンパーティーへ出かけたり、本当に楽しかった。彼らとはいまだにつきあいが続いていて、何かあるたびに心配し、突然家を訪ねてきてくれるような友人たちだ。この濃密なつきあいは本当に大切にしたいと思っている。

さて、眠ってばかりいた同行者は基本的にポカラでも特に何もせず、だらけきった日々を送っていた。部屋をシェアしていたので、私もだらけていて、ヒマラヤの山々がどちらに見えるのかもしばらく気づかなかった。しかし、美味しいものを食べまくる、という目的はしっかり果たした。

tumblr_nb5hz7jMNQ1tkairwo1_1280
 

ポカラには1ヶ月弱滞在し、ヴァラナシへ一度戻ったが、どんどんと気温が上昇し始め、うんざりするような暑さでバスの窓すら開けられなくなった。熱風が吹き込んでくるからだ。ゲストハウスではベッドではなく敢えて床へ寝た。

快適で天国のようだったポカラよりも、酷暑で環境の悪いインドでなぜかほっとしてしまう自分のインド脳の重症さを感じて苦笑いした。その後、ネパールは王国ではなくなり、一時期はマオイストが暴れていたりしていたが、今のネパールはどうなっているのだろう。また行ってみたいような気はするが、あの時のような友人たちと出会うことができるかどうかが重要だ。

この記事を書いた人

bloglogo
madokajee

旅と音楽と本が好き。別名義でWebライターとして活動中。
note  twitter 


スポンサーリンク