ぷらすです。
一口に映画が好きと言っても、ツボなジャンルって人によって違いますよね。
僕はホラー映画が好きで、特に人に取り憑いた悪魔と神父が対決する「お祓い映画」が大好きです。
というわけで、今回は僕が個人的にオススメしたい「お祓い映画」4本をご紹介しようと思います。

エクソシスト(1973)

 


恐らく世界で初めて「悪魔祓い」を描いた作品で、僕の知る限り本作以降の全ての「お祓い映画」は本作のテンプレートに沿って作られてるんですよね。
無垢な少女リーガンが突如悪魔パズズに取り付かれ、それを若きカラス神父とエクソシストのメリン神父が祓おうとするというストーリー。

観客を不安にさせるピアノの旋律と、特殊メイクを駆使して恐ろしい形相へと変貌していくリーガンに当時子供だった僕は震え上がったものですが、同時に悪魔に立ち向かうメリン神父が超カッコいいヒーローに見えたのです。

僕が「お祓い映画」を好きになったキッカケとなったのが本作で、未だに本作を超える「お祓い映画」に出会ったことはありません。
最初にして最恐、最高の「お祓い映画」と言っても過言ではないと思いますねー!

マニトウ(1978)


 

「エクソシスト」の大ヒットを受け、様々なフォロワー作品が登場します。
本作も、その流れの中で作られた一作品なんですが、白人女性に取り付いたインディアンに伝わる最恐の悪霊“ミスカマカス”(何度見てもミルマスカラスって読んじゃうw)を、インディアンの祈祷師が万物に宿る精霊“マニトウ”の力で祓うという変わり種の作品で、最終的にオカルトとSFが入り混じってどエライ事になっていくのです。

僕も初めて観たときはぶっ飛びましたが、神と悪魔の対決というキリスト教ベースの「エクソシスト」よりも、日本に近い多神教の考え方をベースに作られた本作のほうが、すんなり受け入れられたような気がしますねー。「悪魔」より「悪霊」の方が馴染みがありますしね。
あと、ネイティブアメリカンの祈祷師ハリーが単純にカッコ良かったってのもあります。
古い映画ですが、確かTSUTAYAの発掘良品でレンタルされてたような気がするので機会があれば是非ご覧ください。

ポゼッション(2012)




そしてエクソシスト系「お祓い映画」は、元祖エクソシストを超える作品が出ないこともあり、またゾンビを始めとしたスラッシャーホラーが台頭してきたこともあって下火になっていくわけですが、それでもたまに思い出したようにレンタル店の棚にあったりするんですよね。

そんな中、登場したのが本作です。
極々平凡な親子が引越しの時にアンティークの箱を見つけて娘が持ち帰るんですが、その箱はユダヤ教の悪魔を封じ込めた呪いの箱なんですね。
で、娘がその箱を開けて封印を解いたことで取り憑かれ、口から指が出たり、蛾が出たり、パパの手をフォークで刺したりするので悪魔祓いを頼むという話。
ただし、相手はユダヤ教の悪魔なので正統派ユダヤ教会の若き聖職者が悪魔祓いします。
それほど怖くないし地味な作品なんですが、日本人にはあまり馴染みのないユダヤ教式のお祓いが見られので個人的には結構好きな作品だったりします。(製作にサム・ライミも入ってますしね)

死霊館 (2013)

 


そして、最後にご紹介するのが、2013年に公開された本作「死霊館」です。
アメリカで有名な 超常現象研究家のエド&ロレイン・ウォーレン夫妻が、これまで調査した中で「最も邪悪で恐ろしい事例」としてこれまで封印してきた、1971年に体験した衝撃の事件を基にしたホラー映画で、監督は「ソウ」シリーズなど数多くのホラー映画を手がけた、ジェームズ・ワンです。
本作が特殊なのは、主役のエド&ロレイン・ウォーレン夫妻はエクソシスト本人ではなく、対象の家や人が本当に悪魔憑きなのかを調査しバチカンに報告する、事前調査員です。
いわば、オカルト版の「X-ファイル」みたいな感じ。
まぁ、結局最後はこの二人が悪魔を祓っちゃうハメになっちゃうんですけどねw

夫のエドはカトリック教会が唯一公認した非聖職者の悪魔研究家であり、妻のロレインは透視能力を持つ霊能者。本作では郊外の一軒家に引っ越して、毎日のように怪奇現象に悩まされるペロン一家の奥さんキャロリンの依頼で調査に出向き……。というお話。
映画のエンディングや特典映像では、実際にペロン一家で起こった怪奇現象の資料が映し出されて、それがリアルに怖さいんですよね。

中国系アメリカ人のジェームズ・ワン監督だけあって、随所にジャパンホラー的演出も入っているのも特徴的といえるんじゃないかと。
僕が近年観た「お祓い映画」の中では、本作と続編の「~エンフィールド事件」はトップクラスに面白かったですねー。

というわけで、僕が個人的にオススメしたい「お祓い映画」4本でしたー!
前述したとおり、僕にとって「お祓い映画」はホラーであると同時に、人間が悪魔と対決するある種の「ヒーロー映画」でもあるんですよねー。
なので、もちろん怖いんですが、いよいよ悪魔祓いのシーンになると、どこかワクワクしながら観てしまうのです。

この手の映画の場合、ゾンビや殺人鬼が登場するスラッシャーホラーみたいに、グロシーンも少なめですし、割と初心者向きのジャンルなんじゃないかと思います。

興味のある方は是非!! 

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