のんびりと海を眺めるために訪れた、オリッサ州にある小さな街、プリー。ここはヒンドゥー教の聖地としてだけではなく、バックパッカーの沈没地としても名高い街だ。海辺が好きな私は、プリーでの沈没生活を時々懐かしく思い出す。そんな沈没地での気楽な毎日について書いてみる。

のんびりした街、プリー

プリーは刺激に満ちた街ではない。他の都市のようなカオスっぷりもほとんどない。ジャガンナート寺院を除いては、ただただ、海辺ののんびりとした街だ。私もとにかく海を眺め、たまにはTシャツとショートパンツで水遊びをして真っ黒に日焼けした。気まぐれで魚を獲っているフィッシャーマンの手伝いをして魚を1匹もらい、レストランに持っていって調理してもらったこともある。

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プリーはマグロが獲れる。ロブスターも獲れる。街のツーリスト向けのレストランではそれらが食べられるし、日本人宿ではお刺身を出すところもある。インドでは海の魚が食べられない街も多いため、私は張り切って魚を食べた。数人で連れ立ってレストランに行った時には、帰りもビーチで海風を感じながらぼーっとした。のんびりした時間を過ごしていると歩く速度まで遅くなる。

物売りに囲まれることもなく、店に入っても強引にぼったくろうとしてこない。すべてにおいてゆるゆるな街だ。それだけでもインドを旅するプレッシャーに肩をいからせた旅人には居心地がいいはずだ。

観光もしてみる

観光もしなかったわけではない。一度は同じ宿のスイス人の女性に誘われて、近くにある細密な彫刻を作っている村へ行った。こんなところに村があるのかと思うような場所にその村はあり、それぞれの家で作品を見せてもらった。私が知らなかっただけで、この村はなかなか有名だったらしいが、スイス人女性が誘ってくれなかったらまったく知らないままだっただろう。これは良い経験になった。このスイス人女性は60歳目前でとても知的で穏やかな素敵な女性だった。彼女とたまたま同じ宿にいたことはとてもラッキーだと思った。

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世界遺産であるコナーラクのスーリヤ寺院にも行った。帰りの列車の切符を取るのに手間取りながら宿へ戻ると、遊ぼうと思っていたやんちゃな日本人男子チームがいなくなっていた。宿のオーナーが「みんなバイクを借りてコナーラクのスーリヤ寺院に行ったよ。行きたいなら連れてってあげようか?」とお金も取らずにバイクの後ろに私を乗せてスーリヤ寺院まで連れて行ってくれた。おかげで無事に現地で彼らと合流できた。行きも帰りもバイクだったので、バスに揺られることもなく、風を受けながら途中の景色も眺めることができた。すぐにバイクを出してくれた宿のオーナーに感謝せざるを得なかった。

私1人では絶対に観光はしなかったと思う。偶然に声をかけてくれた人に従ってみたら思いもかけない観光ができた。これは1人で行き当たりばったりの旅をしているからこそだ。そんなプリーにはチャンスがあれがまた行ってみたいと思っている。
 

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madokajee

旅と音楽と本が好き。別名義でWebライターとして活動中。
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