今回はJanne Da Arc(ジャンヌダルク)です。2007年に実質的に活動休止し、現在も表立った活動はほとんどありません。はい、となるとですね、うん、活動休止後ずっと続いており、今や大人気を誇っている、ボーカルのyasuさんのソロプロジェクトのAcid Black Cherry、通称ABCについて語らなければなりませんね。

・個人の魅力よりかはバンドという形態が好きなのよね、わたくし。

毎週のようにさんざっぱらヴィジュアル系について書き散らしている自分ですが、実はバンドメンバー個々に対して憧れを持ったことはあまりないし、自分で言っておいてなんだか妙な気もしますが、メンバーの外見にもさほど興味がなかったりします。ましてやプライベートなど全くもって。バンドマンの不倫が騒がれる昨今ですが、自分は、たとえ好きなバンドのボーカルやベーシストが不倫していてもその人および音楽を嫌いになることはありません。ある意味ではドライなのでしょう。覚醒剤所持とかも。・・・まあ、性的暴行とか殺人とかだと引くけど・・・。いえ決して、不倫や覚醒剤を肯定しているわけではないですよ。ダメ!絶対!それはともかく。

じゃあ、ヴィジュアル系の何が好きなのか、って、バンド特有の世界観と、4〜5人が並んだ時のシュッとしたカッコ良さ、なんですよね。

・自由度はAcid Black Cherryの方が高いけど・・・。

ABCの方がバックバンドのメンバーが豪華で、オリジナル曲はもちろん、ジャンルに捕らわれずに様々な邦楽をカバーした結果、yasuさんの歌の幅もかなり広がっているのは確かです。



AKB48の『フライングゲット』のカバーに関しては賛否があったそうですが、個人的には「アイドルの曲をヴィジュアル系がカバーする、っていうカオスさこそがヴィジュアル系でしょ」「既存のパブリックイメージの破壊こそがロック」だと思っているので大賛成です。他の収録曲がほとんど昭和の楽曲なのもカオスだ。いいねえ。

Recreation 4(DVD付)
Acid Black Cherry
motorod
2017-01-25


でも、物足りなさを感じてしまうのですよね。yasuさんが元からソロプロジェクトで活動されていたのなら、もっと素直に受け取れたのでしょうが、やっぱり固定のバンドの中で輝くボーカリストが好きな自分は、Janne Da Arcを求めてしまうのです。というわけで、おすすめを2枚。

・Janne Da Arcのハードロック趣味が全開、ヒットシングルも多数収録『ARCADIA』


ARCADIA (CCCD)
ジャンヌダルク
エイベックス・トラックス
2004-07-07


痛烈な2ちゃんねる批判ソング『ACID BREATH』から始まり、社会問題や自身の現状を題材にしたリアルな楽曲が立ち並ぶ、へヴィでシリアスな内容。純粋なハードロックバンドとしてのジャンヌが最も楽しめるアルバムだと思います。
アイツは俺を見下した
ふざけてなぜか誤魔化した
自分に怒りを覚えた
Heavy Damage! 今に見てやがれ!

シングル曲が少し浮いている気がするし、『Heavy Damage』の歌詞の「少年犯罪者になる度胸なんてない内気ないじめられっ子の中2男子が書いたポエム」感もなんだか粗く思えますが、それでもこの躍動感が好きです。ABCにも社会派ソングはたくさんありますけれど、洗練されていて、この時期のテンションとは何か違う気がするのです。バンド過渡期だったからこそのこの緊迫感。

・過密スケジュールの中で作られたとは思えない緻密な仕上がり『D・N・A』

D・N・A
ジャンヌダルク
カッティング・エッジ
2000-03-08


メジャーデビューアルバムにして、個人的には最高傑作だとも思います。2ndシングル『Lunatic Gate』の時点で現在のエロ路線の布石が見られるのが素敵です。でも、このアルバムに出会った高校生の頃の自分に、「お前がアラサーになった頃、yasuソロのエロ曲がオリコン3位とかになってるぜ」なんて言っても、たぶんすぐには信じないでしょうね。ギターの展開が1番と2番とで全く違う上にソロが超速弾きなコピーバンド泣かせ曲『Stranger』、むしろ今のABCでカバーしてくれよとも思ってしまう名バラード『桜』なども収録。かなり短い製作期間だったそうですが、全く退屈する箇所がない。ファーストにしてベスト、そんな、どこかのPOPで見たような言葉が、とってもよく似合う。

・かといって、どちらが上とか言うつもりはないし、ABCの魅力はまた違うところにある。

なので、誤解なきよう・・・。解散ライブをやるだけでもいいから。どうか生きているうちに再結成を・・・。



この記事を書いた人


プラーナ

24-6

サブカル中二病系。永遠の14歳。大人のお子様。                                          
                  
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