ぷらすです。
今回ご紹介するのは、 越谷オサム著『階段途中のビッグ・ノイズ』ですよー!
実は僕が初めて読んだ越谷さんの作品が本作で、その時の感想を一言で言うなら「こんなにど直球な青春小説は久しぶりに読んだ」でしたねー。
今回はそんな本作を通して、越谷作品の魅力を少しでもお伝え出来たらと思います!

 

ど直球どストレートの青春物語


越谷オサムさんの作品の中で一番知られているのは多分「陽だまりの彼女」ではないでしょうか。 
2013年には松本 潤、 上野 樹里主演で映画にもなっています。
ちなみに、僕が最初に越谷さんの作品で最初に気になったのは「金曜のバカ」 という文庫本で、表紙イラストがマンガ「日常」の作者、あらゐけいいちさんだったんですよね。
ただ、その時はなんとなくスルーしてしまい、その後何か面白い小説はないかと探していた時に見つけたのが、本作「階段途中のビッグ・ノイズ」だったのです。

「青春」を照れずに描き切った傑作


で、その夜に読み始めたんですが、結局最後まで一気に読み切ってしまいました。

あらすじをざっくり説明すると、優柔不断な主人公 神山啓人が、所属する軽音部を存続させるため、啓人は気の強い伸太郎、経験者の勇作、吹奏楽を挫折した徹とともに奔走する。という物語。
様々な困難や軋轢を乗り越えて四人がチームになっていく様子を、読んでるこっちが照れる位、シンプルでストレートに描ききっているのです。

ぶっちゃけていえば、内容自体に目新しさや捻りはありません。
嫌な言い方をするなら、どこかで見たような物語ですらあります。
しかし、とにかく読んでいて気持ちがいい。
ここ一番のシーンで、読者が最も欲しいセリフや行動を照れずにしっかり描き切る。
だから青臭くて真っ直ぐすぎる四人の少年の熱量が、徐々に学校中に伝播していくのに合わせて、読んでいる読者にも伝わって、彼らに感情移入しつつ応援せずにはいられなくなるのです。
まるで、一昔前の熱血青春マンガみたいなセリフを本気で叩きつける。
まさにロック。

だからといって、時代遅れな古臭い物語というわけでもなく、そこにはしっかり現代的な視点を入れつつ、その上で洒落臭いとばかりに力づくでねじ伏せる。
それはある意味で、変化球主流の今の時代に対するカウンター的な作品ともいえるんじゃないかと思うんですね。

バカがつくほどシンプルでストレートで力強い越谷さんの文章で綴られるこの物語やキャラクターたちに共感し、感動して、開放されてく気持ちよさに、読者は引き込まれて元気を貰えるんじゃないかと思うし、越谷オサム入門書として最適の一冊だと思います。

興味のある方は是非!
 
 

 
この記事を書いた人 青空ぷらす

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