ぷらすです。
今回ご紹介するのは、ヤングアニマルDensiに連載中のマンガ『木根さんの1人でシネマ』ですよー!
映画愛が深すぎて、こじらせてしまっている木根さんの生き様に、同じ映画好きとしては激しく共感したり、心をえぐられたりw
映画でなくてもマニアの人なら、きっと木根さんの気持ちに思わず頷いちゃうんじゃないかと思いますよー!


あらすじと概要


ヤングアニマルDensi連載中のグルメマンガならぬ、シネママンガ。
ターミネーター、スター・ウォーズ、バッドボーイズ2バッドなど、毎話取り上げた映画を題材に、30ン歳独身OL、映画マニア木根さんの映画愛が強すぎててこじらせちゃってる日々を描く。
作者はアサイ。 現在単行本が3巻まで発売されている。
 

感想


マンガ界では、一つの作品が当たると同じジャンルのマンガが沢山登場しますよね。
王道の少年・少女マンガや、大人用の劇画、作者のちょっと変わった生活を描くエッセイマンガ、「美味しんぼ」や「クッキングパパ」から人気に火が付いたグルメ・料理マンガなどなど。

今回ご紹介する本作は、毎回一本の映画をフューチャーして、その映画にまつわるエピソードを描く、新ジャンルの作品です。
系統的には「オタク系マンガ」の系譜になるんじゃないかと思うんですが、本作の主人公木根さんは、自らを「映画オタク」ではなく「映画マニア」と自称してます。
しかも木根さんが愛するのは、アカデミー賞を受賞するような『名作』ではなく、マッチョな男たちが銃で撃ち合ったり、ゾンビに襲われたり、フォースが覚醒したり、怪獣が都市を破壊したり、秩序なき世界を狂った改造車でチェイスするような、いわゆる『ジャンル映画』なんですねー。
もうね、お前は俺かとww

マニアならではの葛藤と怒りと喜びに激しく共感し心をえぐられる!


幼少期から「ジャンル映画」に魅せられた木根さんの人生は茨の道です。
ゾンビ映画を観ては親に怒られ、語り合える友達もなく、周囲からは変わり者扱いされ、それでも布教せずにはいられない。そんな、マニアなら一度は通ってきた『あるある』がこれでもかと詰め込まれていて、読みながら「あーーーー! 分かる! 分かるよ! 木根さん!」と激しく頷かざるを得ません。一方で、マニアならではの悪癖やイタさ、面倒くささもしっかり描かれていて、そっちも自覚しているだけに、読みながら「あーーーー! ゴメンナサーーイ!」ってなっちゃうんですよねww

マニアと一般、双方の視点から映画を語る


そんなイタい青春時代を生き延び30ン歳になった木根さんは、出来るOLとして
周りに自分の趣味はひた隠しに擬態し、休日には映画館とDVDを鑑賞して感想をブログにアップしているわけですが、そんな彼女のアパートに、同期の水城さんが転がり込んできたことから物語はスタートします。
完全な一般人の水城さんと、「映画マニア」の木根さん、本作は、そんな二人の感覚のギャップ中心に面白おかしく描いたコメディー作品なんですねー。

超面白い映画をいくらオススメしても興味を示さない水城さんに、なんとか映画を見せようとしたり、逆に一緒に観て感動したはずなのに、面白いポイントがズレていたり。
最終的に「なぜ映画を見ない!」 という木根さんの叫びには、世界中の映画マニアが涙するハズですw

そんな、映画愛溢れる本作ですが、ただ好きな映画を褒めるだけでなく、「ジャンル映画好き」ゆえの作品への苦悩や、映画システムへの苦言も描かれています。
ゾンビ映画の殆どはハズレ問題とか、映画館で映画を見ない問題とか、海外映画タレントやアイドル吹き替え問題とか、おっさんスター・ウォーズ好きすぎ問題とか。
2巻では、木根さんがジブリ映画を観たことがないという話から立場が逆転したりw(僕はジブリ好きですよ)

本作が素晴らしいのは、そうした、映画にまつわるアレコレを「映画マニア」と「一般」双方の視点から描いている事だと思います。
カルチャーギャップを描いたコメディー作品は、客観性がないとイヤミに見えてしまうし、どちらか一方に偏らないバランス感覚が大事ですからねー。

本作で取り上げているのは「映画」ですが、 本作で描かれていることは全てのマニアやオタクと、そうでない人たちが思わず納得したり笑ってしまう、普遍的な内容です。
そして、「映画」にそれほど興味のない人でも、本作を読めば興味が湧いてくるんじゃないかなーなんて思う、映画愛溢れる作品だと思いますよ。
ヤングアニマルDensiは最新話や過去ログ(全話ではない)も無料で読めるし、レンタルショップなんかでも、チョコチョコ見かけるので、「イキナリ単行本を買うのは勇気が……」って人はまずそこからスタートしてみるのもいいかも。
 
興味ある方は是非!! 

ヤングアニマルDensi「木根さんの1人でキネマ」

この記事を書いた人 青空ぷらす

今日見た映画の感想(映画感想ブログ)
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