インド・ヴァラナシ。バックパッカーとして何度も訪れては沈没している私の拠点のような街だが、その街でどんなふうに過ごしているのか。何が良くてそんなに居着くのか。不思議に思う人も多いだろう。そんなヴァラナシでも過ごし方や日常を紹介しようと思う。

ヴァラナシでの毎日

のんびりと起きる。たいていお気に入りの店数件の中から選んで朝食兼昼食を取る。そのまま知り合いの店でだらけたり、自分の部屋で本を読んだり、気が向けばガートを散歩して、行きつけのチャイ屋でチャイを飲んでぼーっとガンガーを眺める。

宿に新しく人が来た時や、友達が訪ねてくると気まぐれでボートに乗って不浄の地と呼ばれる対岸へ行くこともある。不浄とされてはいるが、対岸の奥に行くと人は住んでいるし、何よりガートの喧騒から逃れられるので私はここから見る風景が嫌いではない。

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              写真撮影:madokajee

そのまま毎晩行われるアールティと呼ばれるガンガーに祈りを捧げる儀式を見に行くこともある。ボートから眺めるアールティはなかなか幻想的だ。もちろんガートで参加してもとてもいいのだけれど。

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              CC0 Public Domain by pixabay

それからまた夕食を取りに出かけ、夜は遅くまで誰かの部屋に集まってわいわい過ごすことが多い。私の部屋はよく溜まり場になって、古参のリピーターから大学生の旅人まで集っていた。時には初めて見る顔が混じっていることもあるが、ここはインド、ノープロブレム。

日常で出会う動物たち

ヴァラナシにいると色々な動物に出会う。出会うというより動物のほうが大きな顔をしている気がする。牛、猿、ヤギ、水牛、犬、猫、ネズミ、リス…。中でも大きな顔をしているのが牛と猿だ。

牛はシヴァ神の乗り物とされ神聖な生き物、猿はハヌマーン神の姿であるからして乱暴な扱いはいけない。いけないけれど、牛は普段はのんびりと食べ物を漁ったり、人間に混じって焚き火にあたって穏やかに見えるが、何か気に障ると突然アタックしてくることがある。角の生えた巨大な牛に追われる当たり前だが怖い。牛には十分注意しよう(注意しようもないのだけれど)

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             CC0 Public Domain by pixabay

それから猿。猿には本当に悩まされる。ゲストハウスの屋上に洗濯物を干したいのだが、猿が服を破いたり、持っていってしまうので、いつの間にか干せなくなった。それだけならいい。窓の外から部屋の中をじーっとうかがって物を盗ったり、部屋のドアを開けっ放しにしている時に誰かが訪ねてきたと思ったら猿だったことがある。さすがにお互いにびっくりしながら、それでも猿はしっかりと私の部屋からオレンジを盗んで行った。

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              写真撮影:madokajee

日本での生活では考えられないことが普通に起こり、そのうちそれに慣れてしまって、帰国したらまわりに猿がいないな、と思ってしまうようになる。完全にインドボケだ。

(次回に続く)

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madokajee

旅と音楽と本が好き。別名義でWebライターとして活動中。
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