インドに降り立ち、デリーからの夜行列車でたどり着いたヴァラナシ。駅からサイクルリキシャーに乗ってダシャーシュワメード・ガートへ到着。バックパッカーたちのメインストリートとも言われるごちゃごちゃのベンガリー・トラを進んで宿へ向かう。

ベンガリー・トラ

ベンガリー・トラはベンガル人の小道という意味。実際にルーツがベンガルにある人も多く住んでいる。ここは本当に狭い小道で、この小道沿いにたくさんの店が立ち並ぶ。現地の人や、インド人の巡礼客、そしてバックパッカーにとってのメインストリートでもある。

メインストリートとは言っても狭い小道なので、車は通れない。バイクもエンジンをかけて通ることはできないし、自転車も押して歩くような状態。だってそこらへんに普通に牛もいるから。気をつけないと牛糞に足を取られることっもある。

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              写真提供:鈴木千晶


騙そうとするインド人もふらふらしている。いけないものをこっそり売りつけようとするヤツもいる。宿の客引きもいる。そうかと思うと人のよさが売りのお店のおっちゃんがいたりする。まったくもってカオスな小道だ。

シヴァ・ゲストハウス

デリーで日本人バックパッカーにオススメのヴァラナシの宿をいくつか聞くと、シヴァ・ゲストハウスを勧められた。ヴァラナシには有名な日本人宿もいくつかあるけれど、私は完全なる日本人宿はイヤだった。せっかくならば色んな国の人がいたほうが楽しい。

キョロキョロしながら何とかシヴァ・ゲストハウスを見つけ、頼もう!とばかりに入っていく。中から男性が出てきたので空いてる部屋はあるかを聞くと「あるよ」という答え。「とりあえず荷物を置いて、チャイを飲んだら?」とチャイをいれてくれた。美味しい。ここのチャイの味は今の私には家庭のチャイの味となっている。

部屋は小さなシングルで、シャワー・トイレ付き。インドではお湯のシャワーが出ない宿もあるが、ここはちゃんと出る。

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              撮影:madokajee 

最初にここにたどり着いて、居心地の良さから私の定宿となった。ここの家族は本当に面倒見がよい。家族も私を「家族の一員」と呼んでくれている。今でも荷物を預けてある。最後に学生ヴィザで行った時はアパートも借りずにここに居座って、すっかり宿の主と化していた。

東日本大震災の時には「マドカジー、もしも日本が危なかったらいつでもヴァラナシにおいで。マドカジーの一人くらい世話してあげるよ」と言ってくれた。その気持ちがとても嬉しかった。

今ヴァラナシに行っても、必ずここに泊まる。他には泊まらない。私の第二の故郷だ。

(次回へ続く)

 

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旅と音楽と本が好き。別名義でWebライターとして活動中。
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