オスカル・ドス・サントス・エンボアバ・ジュニオール(
Oscar dos Santos Emboaba Júnior)はブラジル・サンパウロ州出身、チェルシー所属のブラジル代表のサッカー選手。2004年にウニオン・バルバレンセのユースからキャリアを始め同年にサンパウロのユースに移籍。2008年にトップチームに昇格し、2010年にはSCインテルナシオナルに移籍。2012年にチェルシーに移籍する。



ということで前回の記事の終わりでレアル対鹿島のマッチレビューかも、と書いたのですが他所で他の方が散々書いてると思うのでちょっと違う記事を。


ここまで書いてきた選手紹介の記事と同じ書き出しですが違う内容です。
今オスカルには5000万ポンドで中国超級のクラブへの移籍の噂がたっています。

まだ25歳、ブラジル代表の才能あふれる選手が中国への移籍。
フットボールの移籍関連を追いかけてる人間としては決してスルーができない内容なのでここで一度触れておこうかと思い立ってのこの記事です。


ここ数年の中国超級への移籍

ここ数年各国のクラブから中国スーパーリーグ(中国超級)に移籍するビッグネームがちらほら見られるようになってきています。

RBザルツブルグから移籍したアラン、アトレティコから移籍したジャクソン・マルティネス、チェルシーから移籍したラミレスやシャフタールから移籍したアレックス・テイシェイラ等々…。

多数のビッグネームが超級のクラブに移籍しています、中国人観光客が観光地でいろんなものを大量に購入していくアレになぞらえて「選手の爆買い」と呼ばれたりもします。

少し前の時期であれば、キャリアハイを超えた選手がいくようなリーグイメージ。昔のJリーグが年金リーグと揶揄されたようなイメージでした。

ですが今は中国全体のバブルも相まってどのクラブもヨーロッパのビッグクラブ相当のお金を持っており、中堅クラブにいるこれから全盛期を迎えようとする選手や今まさにキャリアハイである選手を獲得することも多く見受けられます。


中国超級の魅力とは

では、なぜ中国超級にビッグネームが移籍していくのか。
一言で済ませてしまえば金銭的な魅力ですね。ひたすら金払いが尋常じゃなく良いです。


じゃあ、大枚を叩いてビッグネームを連れてきて中国超級、ひいては中国代表のレベルが上がったかと言われたらそんなことはない。ほとんどない。

もちろん中国超級の「攻撃的」なレベルは上がったし、攻撃力が上がればACLなんかでは結果は出ます。実際去年CWCに来たのは超級のクラブでしたし、ある程度の攻撃力はありました。

が、前線や中盤にどんどんお金を使うも後ろの方は中国人、という感じでひたすらザルなまま殴り合いを続けるオープンな展開になるクラブが多くDFの成長は促せない。しかも前線や中盤にはスター選手を使ってるので中国の若手がそのポジションでは育たない、という状況になってます。

ということは、いつか来る中国バブルの崩壊と共にリーグと代表両方が崩れ落ちるということが既に見えている範囲、これは選手も代理人も見えてることでしょう。

ですが何故それでも移籍するかと言えば間違いなく先ほども書いたように尋常じゃない金払いの良さにあります。


中国超級の給与

では、その金払いの良さはどれくらいなのかというところですね。

ローマから
河北華夏幸福に移籍したジェルヴィーニョは当時ローマで出場機会を失いつつあった選手でしたが、移籍金は約23億、本人の年俸は3億半だったのが6億半に。

PSGかフリーで
河北華夏幸福に移籍したラベッシは5億半から約19億に。

シャフタールから
江蘇蘇寧に移籍したアレックス・テイシェイラの移籍金は約63億、年俸はシャフタール時代は情報がないが、移籍後の年俸は12億半になっている。

というように選手にとっても、クラブにとっても、そして選手の代理人たちにとってもお金だけ見たらヨーロッパのビッグクラブ並み、もしくはそれ以上の金払いですね。尋常じゃない金額です。


中国超級の問題点

では何故僕がこのような記事を書くに至っているか、という大事な部分ですね。どんな悪い部分があるのかという話です。


先ほども書いたように今の超級のクラブの運営の仕方だと、中国バブルの崩壊と共に全てが崩れ落ちていきます。

そして、現在の爆買いが進んでいくと多くの選手が中国に集まりだします。
ですが、リーグのレベルアップは望めないシステムになっています。実際移籍したビッグネームがやる気のないプレイをして批判を浴びることも多々起きてます。

お金で多くの選手を集め、レベルが低いリーグでプレイをさせ、いつかバブルが崩壊した時にはぬるま湯に浸かりきってしまった選手が各国に放流され、フットボール全体のレベルの低下を招くことになります。

もちろん短い選手生命で多くのお金を稼ぎたい選手たちの気持ちもわかりますがフットボール全体のレベルの低下はサポーターの離脱を招き、長い目で見た時には良いことでは決してないでしょう。

この先の超級


Jは経営の健全化で、MLSはサラリーキャップの導入でビッグネームに対して度を超えた補強に対して制限をかけています。

もし、超級の運営側に良識があるならどこかでこの流れには歯止めをかけるべきでしょう。
ですが、超級自体中国政府の手が入っているので期待はできませんが…。

いつか、バブルが崩壊した時にはまともになっているか、それとも他のリーグや他の国のフットボールを巻き込むことなく萎んでいくかのどちらかを望みたいですね…。



オスカルやテイシェイラあたりのまだ先のある選手は、いつかヨーロッパの舞台で見たいな、と思ってしまうのは僕がヨーロッパのフットボールが好きだからでしょう。
でもやっぱり、いつかまた戻ってきてほしいですね。


わせい

ついったー
 

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