トラウマになっているバンド。

ひとつは、前々回前回の記事で紹介したLUNA SEAですが、もうひとつは・・・・・、黒夢です。LUNA SEAより以前、小学生の頃、徳光和夫さんが司会をされていた歌番組「歌の大辞テン」で、『少年』の映像だけは視たことがあり、「なんたこの上半身裸のガリガリの気持ち悪い金髪の人はっ!?(超失礼)」と思ったことはありますが、ちゃんと知ったのはLUNA SEAよりも後でして、高校に進学してから中古ショップでCDを揃えました。

CDを揃えるうちにわかったことは・・・・・、黒夢(というか、ボーカルの清春さんが)、とにかく、音楽性、方向性がコロコロ変わるのです。

1994年3月のメジャーデビューから1999年1月の無期限活動休止期間までの約5年間、年1枚ペースでアルバムを出していた黒夢ですが、1stアルバム『迷える百合達~Romance of Scarlet~』と活動休止前年のアルバム『CORKSCREW』とでは、まるで違うバンドです(黒夢はメジャーデビュー当初は4人編成のバンドでしたが、後にドラマーが脱退、ギタリストが失踪、ボーカル&ベースという編成になりますが、あくまでずっと、ユニットではなくバンドであると主張していた・・・・・はずです。前述のように言っていることがコロコロ変わるから、どこかでは別のことをおっしゃっているかもしれませんすみません。

FAKE STAR~I’M JUST A JAPANESE FAKE ROCKER~
黒夢
EMIミュージック・ジャパン
2009-01-28


初期は白系の衣装に身を包んだお耽美系でしたが、3rdアルバム『FAKE STAR』で、その方向性はガラッと変わります。「〜I'M JUST A JAPANESE FAKE ROCKER〜」=「僕はただの日本の偽ロックミュージシャン」と、サブタイトルで自身のことをニセモノと称した実質的な1曲め(このアルバムは『noise low3』という短いSEから始まります)『FAKE STAR』は、後年ずっとライブの定番になり、お耽美要素が消えて尖った方向へと変化した黒夢および清春さんのアティチュードを体現する曲になりました。また、これ以降、現実の音楽業界への意見やその中に於ける自身の立ち位置を露骨に書いた歌詞が増えます。


外人かぶれが優秀なら 僕は偽りだらけのFAKE STAR(『FAKE STAR』)

「今なら極上の肉つけるよ」 潔癖なVision (『BARTER』)


発売から20年が経った現在でも通用する歌詞だと思います。実質的なラストを飾るのは(このアルバムの最後を締めくくるのは、高橋克典さんに提供した曲『EITHER SIDE』のセルフカバーの一部)、歌詞が全部デタラメな言葉で埋め尽くされた『「H・L・M is ORIGINAL』。「Habit,Lyric,Music is ORIGINAL」の略だそうです。歌い方、歌詞、音楽、全部は俺のオリジナル、とのこと。

この後さらに顕著になるのですが、ボーカルの清春さんはとにかく、自身のフォロワーバンドを嫌いました。しゃくり上げるような歌い方を真似する者を嫌いました。ただ、何度も書きますが発言内容がコロコロ変わるために、どこまでがその真意かわかりません。

ナイフ―清春写真集
加納 典明
竹書房
1996-11



カラオケで黒夢を歌うな。



その象徴的な清春さんの発言の一つがこれです。アルバム『CORKSCREW』の先行シングルとなった『MARIA』は、歌詞カードに歌詞が掲載されないという前代未聞の形態でリリースされました。1998年、カラオケを覚えるためにCDを買うことがオシャレだった時代に、それをするなと。まあ、その少し後に発売されたアルバム『CORKSCREW』には、歌詞が全文載っているのですが。黒地に白抜き文字で、更に『MARIA』のページは文字が写真にかかっているのでめっちゃ読みにくいけど。

CORKSCREW
黒夢
EMIミュージック・ジャパン
1998-05-27





かといって、CMソングとして有名になった『BEAMS』に関しては、「カラオケでも歌いやすそうじゃないですか」と言っていたり、近年に西川貴教さんのニコニコ動画の番組に出演された際にも「どんどん歌ってほしい」と言っていたり。とりあえず自分は、カラオケに入っている以上は歌って良いことと見なしますので・・・・・カラオケで歌いますよ。まあ一緒に行く相手はある程度、選ぶのですけど。初対面の人の前でこれは・・・・・酔っ払ってなかったら無理ですな(じゃあ酔っ払っていたらやるのかというと・・・・・やるかもしれん)。




次回は、何がどうトラウマなのかを説明します。


この記事を書いた人


henkou_ver

プラーナ

サブカル中二病系。永遠の14歳。大人のお子様。                   

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